doudai'85

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第１８回大学選手権 ’８１～’８２

同志社大学３８－３慶応大学 ー’８１年１２月２０日・花園ー

同大１・大原、２・武井、３・中山、４・林、５・大八木、６・二見、７・大森、８・阿部、９・萩本、１０・平尾、１１・東田、１２・白川、１３・岩崎、１４・大島、１５・平田

慶応１・村田、２・清原、３・板岡、４・中山、５・平島、６・石田、７・林、８・橋本、９・堀尾、１０・浅田、１１・市橋、１２・松永、１３・柴田、１４・氏家、１５・市瀬、交代・石田→宇野、

同大は前半１分平尾がインゴールに蹴り込んだ球を東田が押さえてトライ。３２分スクラムから出た球を平尾がブラインドサイドを突いてトライ（G)。慶大は後半２分浅田のPG。しかし同大はその直後に大島がトライを決め、慶応を一蹴した。

高校ラグビー優勝の伏見工業・平尾（日本代表監督’９９）。準優勝大工大高・東田（ワールド’９９）が入学。後の林・大八木・平尾の神鋼・日本代表トリオが揃う。３・中山、９萩本も神鋼へ。

準決勝

明治大学２０－７同志社大学 ー’８２（昭和５７年）１月２日・国立ー

前半明大（０T１PG）３－３同大（０T１PG）

後半明大（３T１G１PG)１７－４同大（１T０G)

同大１・大原、２・武井、３・中山、４・林、５・大八木、６・二見、７・大森、８・阿部、９・萩本、１０・平尾、１１・東田、１２・白川、１３・岩崎、１４・大島、１５・平田、交代・中山→寺村、

明治１・梨本、２・佐藤、３・井上、４・相沢、５・川地、６・岸、７・遠藤、８・河瀬、９・窪田、１０・若狭、１１・長谷川、１２・工藤、１３・小林、１４・新出、１５・籾山

同大７－３リード。後半１９分同大は自陣ゴール前に押し込まれラック、倒れた明治選手の前に転がったボールをめぐって、両チームの選手がラックに突っ込んで行く。同大４年生の大島真也もラックに、その時笛がなり高森レフリーは大島に退場を宣告。

’８２年１月３日朝刊の各紙の高森氏の退場理由Ａ「今回のケースは倒れている相手選手を故意にスパイクで蹴った」Ｂ「ラックに倒れ込んだ明大選手の顔を故意にふみつけた」Ｃ「笛が鳴ってゲームが中断した時、明らかに故意に明大選手の顔を踏みつけた。ラグビー精神に反する。警告など必要ない」Ｄは「退場理由を、明大河瀬の顔を故意に踏みつけるラフプレーをしたというのだ」としています。

大島氏の話Ｂ 「ラックがおされて危ないと思い、無我夢中で突っ込んでいった。そしたら突然退場せよですよ。なにがなんだかわからない。蹴ってなんかいませんよ」と泣きじゃくていた。

Ｏ氏話「大島に蹴られたという明治の選手がいなかったこともあって、ラグビー協会の中にも、何も退場させなくてもよかったんではないかという声があった」

ラグビー協会は「協会が認定したレフリーの処置だから、その判断についていうことはない」というコメントですが、８日の社会人選手権、１５日の日本選手権の笛を予定していた高森氏から別の人にかえています。

第19回～21回大学選手権は３連覇時代に掲載。

第２２回大学選手権 ’８５～’８６（昭和６０年）

早稲田大学３２－３同志社大学－’８５年１２月２２日・瑞穂ー

前半早大（０T５P）１５－３同大（０T１P）

後半早大（３T１G１P）１８－０同大（０T０G）

同大１・木村（広島工④）、２・広瀬（清水南③）、３・森川（伏見工③）、４・東口、５・上杉（同志社④）、６・竹田（名古屋西④）、７・杉本（伏見工③）、８・宮本（大工大高②）、９・児玉（高鍋④）、１０・坂元（大口④）、１１・清水（伏見工④）、１２・松尾（延岡東④）、１３・福井（同志社④）、１４・赤山（大分舞鶴④）、１５・綾城（東山③）

早大１・尾形（石巻④）、２・塩入（久我山④）、３・山本（青山学院④）、４・清水（城北④）、５・栗原（新田③）、６・恵藤（大分舞鶴④）、７・渡辺（磐城④）、８・神田（福岡②）、９・井上（府中西④）、１０・石井（佐野③）、１１・今駒（生田②）、１２・吉川（成ケイ④）、１３・土肥（牧野④）、１４・鈴木（千葉東④）、１５・池田（久我山④）

早大は前半３分、吉川が同大のオフサイドから得たＰＧを左中間３８メートル、さらに６分・１４分・２２分・２８分と得点。後半２０分敵陣２２メートルライン付近のモールから左オープンに回し、井上ー石井ー池田とつなぎ、左中間にトライ。終了間際の３９分ラインアウトから同大ボールを山本が取り、そのまま２０メートル独走、右スミにトライ。

関西リーグは６勝１敗で３校（大体・京産・同志社）が並ぶ。同大は大体大に負け得失点差で関西３位。選手権４連覇夢と消える。

第２３回大学選手権 ’８６～’８７（昭和６１年）

同志社大学３３－６中央大学 －’８６年１２月２７日・西京極ー

前半同大（１T１G３P）１５－３中大（０T１P）

後半同大（４T１G）１８－３中大（０T１P）

同大１・嘉住、２・広瀬、３・森川、４・島田、５・東口、６・武藤、７・宮本、８・杉本、９・荒木、１０・松尾、１１・小川、１２・山田、１３・山川、１４・細川、１５・綾城

中央１・山田、２・井上、３・恩地、４・松本、５・後藤、６・山本、７・荒木、８・内田、９・大沢、１０・石川、１１・今井、１２・山中、１３・生沼、１４・当間、１５・

開始早々同大は２つのＰＧでリード。１６分宮本が縦に突進、ラックから素早い球出しで荒木ー小川が約４０メートルの独走で決定的なトライ（ゴール）を奪った。後半中央は同大のゲーム展開についていけなかった。

準決勝

早稲田大学１０－９同志社大学 －’８７年１月４日・国立ー

前半早大（１T１P）７－６同大（１T１G）

後半早大（０T１P）３－３同大（０T１P）

同大１・嘉住、２・広瀬、３・森川、４・島田、５・東口、６・武藤、７・宮本、８・中尾芳、９・荒木、１０・松尾、１１・小川、１２・山田、１３・山川、１４・酒井、１５・綾城

早大１・永田、２・西谷、３・頓所、４・坂本、５・栗原、６・浜辺、７・浜野、８・神野、９・吉田、１０・森田、１１・川崎、１２・石井、１３・中島、１４・桑島、１５・香取

早大はラックでの早集散が早く、ＦＷの低い位置からめくりあげるような押しが効果的だった。同大は大型ＦＷを擁して個人のパワーも十分であったが、流れに乗れなかった。

第２４回大学選手権 '８７年～’８８（昭和６２年）

同志社大学２９－１１筑波大学 －’８７年１２月２７日・花園－

前半同大（１T１G２P)１２－３筑波（０T１P）

後半同大（３T１G１P）１７－８筑波（２T０G）

同大１・岡田、２・弘津、３．大村、４・部谷、５・阿部、６・中尾、７．武藤、８・宮本、９・漆崎、１０・荒木、１１・山川、１２・小松、１３・山田、１４・佐野、１５・細川

筑波１・中里、２・薫田、３・中村、４・梶原、５・須川、６・小柳、７・西川、８・柴田、９・飯沼、１０・仲井、１１・安村、１２・高田、１３・森井、１４・関、１５・戸谷

同大は前半２８分筑波大ゴール前中央２０ｍ付近、漆崎が左サイドを縦に突っみ初トライ。同大はＦＷ３列の突進が、確実にポイントをつくって連続攻撃の拠点になった。

準決勝

同志社大学１８－１３大東文化大学－’８８年１月２日・国立－

前半同大（０T１P）３－７大東大（１T１P)

後半同大（２T２G１P）１５－６大東大（１T１G）

同大１・岡田、２・弘津、３．大村、４・部谷、５・阿部、６・中尾、７．武藤、８・宮本、９・漆崎、１０・荒木、１１・山川、１２・小松、１３・山田、１４・佐野、１５・細川、交代・宮本→村上、

大東１・加藤、２・平岡、３・矢島、４・市川、５・岡部、６．須藤、７・上野、８・ラトｳー、９・須藤明、１０・青木、１１・ナモア、１２・佐藤、１３・吉田、１４・高田、１５・黒沢、交代・ラトウー→小原、

大東は前半14分平岡が先制トライ。３０分過ぎまで大東大スクラムは同大をめくりあげラトゥの縦突進など優勢に試合を進めたが、同大はラックを支配し始めマイペースにもちこんだ。後半開始後、細川が左中間２５MのPGを決め１点差に。７分２２M左ラインアウト後のラックからSO荒木が山田に飛ばしパス、右に回り込んだ小松がマークを抜き去り細川が逆転トライを決めた。１８分５Mスクラムの右サイドを武藤がトライ。大東は前半の２PGの失敗、後半ラトゥーを負傷で欠いたのが響いた。

決勝

早稲田大学１９－１０同志社大学 －’８８年１月１０日・国立－

前半早大（２T１G１P）１３－３同大（０T１P）

後半早大（１T１G）６－７同大（１T１P）

同大１・岡田、２・弘津、３．大村、４・部谷、５・阿部、６・中尾、７．武藤、８・宮本、９・漆崎、１０・荒木、１１・山川、１２・小松、１３・山田、１４・佐野、１５・細川、交代・宮本→村上、

早大１・永田、２・森島、３・頓所、４・弘田、５・篠原、６・神田、７・清田、８・清宮、９・堀越、１０・前田、１１・今泉、１２・今駒、１３・藤掛、１４・桑島、１５・加藤

早大は前半１PGの同点、３３分同大がラックから球を回してくるところを藤掛がタックル、こぼれ球を拾った桑島がトライ。ハーフタイム直前、桑島が右に振りきりトライ。同大は１０点を追う後半１１分、FB細川のライン参加からトライ。２５分にも細川がPGを決め３点差まで迫った。３０分過ぎ、早大陣深く攻め込みキャリーバックを誘って、５スクラムトライを狙う。４度５度と組み直すがトライならず（’９９年なら認定トライだろう）。ノーサイド直前、桑島がトライし勝負を決めた。残念ながらこの年以降は決勝に進んでいません。なお、当時土井たか子社会党委員長が母校の応援にスタンドに駆けつけたということです。

第２５回大学選手権 ’８８年～’８９（昭和６３年）

同志社大学２３－１７早稲田大学 － ’８８年１２月２５日・花園－

前半同大（０T１P）３－１０早大（２T１G）

後半同大（４T２G）２０－７早大（１T１P）

同大１・岡田、２・弘津、３・中村、４・部谷、５・小林、６・中尾、７・島田、８・東口、９・荒木、１０・李、１１・浜川、１２・細川、１３・山川、１４・栗山、１５・佐野、交代・中尾→中島、

早大１・岩下、２・森島、３・渡辺、４・春日、５・篠原、６・打矢、７・清田、８・清宮、９・堀越、１０・前田、１１・吉村、１２・吉雄、１３・藤掛、１４・郷田、１５・今泉、交代・吉村→島沢、

前半は早大の一方的な展開。集散の早い早大が次々とポイントを作り、ＢＫが加わる。同大は後半リズムをつかみ、３１分栗山が左スミにトライして同点。３５分にはゴール前１０Ｍのモールから早大のＳＯ前田がキックで逃れようとしたところを、ＳＯ李がチャージしてそのままトライして逆転した。

　

準決勝

大東文化大学４６－１２同志社大学 －’８９年１月２日・国立 -

前半大東大（３T２G）１６－６同大（１T１G）

後半大東大（５T５G）３０－６同大（１T1G）

同大１・岡田、２・弘津、３・中村、４・部谷、５・小林、６・中尾、７・島田、８・東口、９・荒木、１０・李、１１・浜川、１２・細川、１３・山川、１４・栗山、１５・佐野、（交）中島（６）

大東１・加藤、２・平岡、３・小口、４・日下、５・市川、６・須藤、７・小原、８・ラトゥ、９・原口、１０・青木、１１・ナモア、１２・鈴木、１３・落合、１４・高田、１５・戸野部

ＦＷ戦完敗。

第２６回大学選手権 ’８９年～’９０（平成元年）

大東文化大学１９－１７同志社大学 －’８９年１２月２４日・花園－

前半大東大（１T１P）７－１３同大（２T１G１P）

後半大東大（２T２G）１２－４同大（１T０G）

同大１・岡田、２・渋谷、３・中村直、４・小林。５・上田、６・谷口順、７・谷口善、８・弘津。９・中村弘、１０・李、１１・伊藤、１２・井手、１３・笹原、１４・栗山、１５・青井

大東１・加藤、２・平岡、３・小口、４・市川、５・マサソ、６・小原、７・藤井、８・ラトー、９・原口、１０・青木忍、１１・青木聡、１２・鈴木、１３・落合、１４・安井、１５・戸野部

ノーサイド寸前の３９分、惜しくも逆転される。
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