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第７回大学選手権

明治大学３７－１７同志社大学－’７１年１月１日・秩父宮、Ｒ／松尾－

前半明大（３Ｔ１Ｇ）１１－８同大（１Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

後半明大（５Ｔ４Ｇ１ＰＧ）２６－９同大（３Ｔ０Ｇ）

同大１・平野、２・玄水、３・辻、４・善波、５・岡部、６・中西、７・藤原、８・金城、９・今村、１０・天谷、１１・石橋、１２・酒井、１３・村口、１４・北口、１５・山岡

明大１・高田、２・高木、３・永田、４・中山、５・境、６・吉田、７・倭文、８・南出、９・木原、１０・竹村、１１・小松、１２・柴田、１３・千葉、１４・高橋、１５・渡辺

明治はFBだった竹村をSOに、左CTBだった小松を左WTBに回した新布陣が成功した。同大は後半１５分北口がトライし１１－２４と追い上げたが及ばなかった。

第８回大学選手権

同志社大学３２－３２中央大学 －’７２年１月１日秩父宮、（抽選で同大が準決勝進出）－

前半同大（４Ｔ２Ｇ）２０－１５中大（２Ｔ２Ｇ１ＰＧ）

後半同大（２Ｔ２Ｇ）１２－１７中大（３Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

後半３分新井のトライで中大が２１－２０とリード。同大は１０分中西の突進から左へＴＢパス石橋トライ。中西が左ライン際のゴールキックを決めて２６－２１。ＦＷが立ち直った中大は１８分、同大のこぼれタマを豊田がひっかけてトライし１点差。さらに２１分ＰＧの成功で逆転して、二階堂があげたトライをコンバートして３２－２６と同大を引き離した。同大は２６分ゴール前１５ヤードでＰＫを得ると、左中間にぬけた狩野から尼田・石橋とわたって、左線沿いに８０ヤード持ち込みインゴールでのパスというプレーを織り込んでポスト下へトライ。中西のゴールキックで同点にこぎつ抽選で準決勝進出を決めた。

準決勝

早稲田大学２４－８同志社大学－’７２年１月３日、秩父宮－

前半早大（２Ｔ０Ｇ２ＰＧ）１４－８同大（２Ｔ０Ｇ）

後半早大（２Ｔ１Ｇ）１０－０同大（０Ｔ０Ｇ）

同大１・平野、２・玄、３・安井、４・野中喜、５・平井、６・山田、７・中西、８・金城、９・今村、１０・酒井、１１・石橋、１２・狩野、１３・村口、１４・北口、１５・尼田

早大１・田原、２・高橋、３・奥田、４・中村賢、５・津留崎、６・神山、７・萩原、８・益田、９・宿沢、１０・中村康、１１・金指、１２・藤井、１３・佐藤、１４・堀口、１５・植山

早大は前半２分同大陣でラックをつないぎ、２５ヤード線上のラックから藤井が左中間に好パント、これを金指が押さえて先制。６分佐藤が３０ヤードのＰＧに成功。同大は１９分金城がトライを返した。早大は２２分佐藤が正面３２ヤードのＰＧを決め１０－４、３０分中央スクラムの左オープン攻撃で、萩原がトライ。同大も３２分ＦＷの縦攻撃から平井がトライ、１ゴール差で前半を終わった。後半、同大は８分にＦＷの縦攻撃で早大防御陣を粉砕して、ゴール直前まで持ち込むなど早大を圧倒したが、早大は１７分同大のキャリーバック後のスクラムから佐藤、終了直前にも同大のパント処理ミスを萩原が拾ってトライした。

第９回大学選手権（選手権は’７３年の１月１日開幕）

中央大学２６－４同志社大学－’７３年１月１日・秩父宮－

前半中大（０Ｔ１ＰＧ）３－４同大（１Ｔ０Ｇ）

後半中大（４Ｔ２Ｇ１ＰＧ）２３－０同大（０Ｔ０Ｇ）

同大１・平野、２・大島、３・安井、４・岡部、５・平井、６・合谷、７・中西、８・野中、９・今村、１０・北畠、１１・尼田、１２・酒井、１３・狩野、１４・笹田、１５・山岡

中央１・中熊、２・高橋、３・鍛冶、４・豊田、５・木原、６・高畑、７・伊藤、８・新井、９・斎藤、１０・谷岡、１１・中里、１２・関、１３・二階堂、１４・小早、１５・竹口、

前半４分、同大は中大のキックを左ラインぎりぎりで捕らえた尼田のトライでリード。２６分の中大関のＰＧ一つだけに抑え前半終了。後半中大は１８分、関が中央ＰＧを決めてリード。２１分、同大のパスミスをひっかけ伊藤がトライ。その後中大ＦＷはラックをほとんどとり、２９・３３・３４分とトライを浴びせ同大を突き放した。

第１１回大学選手権’７４～’７５（昭和４９年）

慶応大学３４－１３同志社大学 ’７４年１２月２２日

同大１・愛下、２・波々伯部、３・安井、４・中谷、５・平井、６・高木、７・金崎、８・津高、９・山下、１０・梶原、１１・松崎、１２・笹田、１３・矢島、１４・安部、１５・狩野

慶応１・松本、２・成相、３・川嵜、４・高木、５・佐藤、６・山崎、７・迎、８・伊東、９・上田、１０・林、１１・鈴木、１２・桝谷、１３・上野、１４・高橋、１５・持田

同大はレイトタックルやオブストラクションの反則が目立ち、１４分町井レフリーが同大安井主将に注意。３３分、慶大の成相に対するレイトタックルで平井が退場。この間慶大は１２・１５・２０分に３ＰＧを入れ、前半終了間際には中央ラックから同大ラインを突破した林から、鈴木がパスをつないでゴールポストへトライ。後半２分と８分慶大ＰＧで加点。１３分上野、３４分迎がトライして大差をつけた。

関西リーグは天理が優勝。同志社は反則２５、勝負度外視の暴れまくりの試合のようだ。慶応SH上田は現（’９９）慶応監督。同大平井は元トヨタ監督。

第１２回大学選手権’７５～’７６（昭和５０年）

同志社大学３８－２８大東文化大学 －’７５(昭和５０年）１２月２１日・花園－

前半同大（４Ｔ２Ｇ）２０－１８大東（３Ｔ３Ｇ）

後半同大（３Ｔ２ＰＧ）１８－１０大東（２Ｔ１Ｇ）

同大１・中松、２・衛藤、３・浜田、４・津高、５・中谷、６・合谷、７・安部、８・金崎、９・山下、１０・梶原、１１・若松、１２・笹田、１３・矢島、１４・大西、１５・竹原

大東１・土赤、２・小田、３・菊池、４・根本、５・長棹、６・坂本、７・鈴木康、８・波間、９・馬場、１０・山崎、１１・乙川、１２・阪本、１３・能崎、１４・磯部、１５・及川

同大は開始早々から大東大陣内に攻め込み、３分には右オープンからFB竹原がライン参加したあと笹田がトライ。６分には、サインプレーで大西があざやかに密集を突破して加点するなど、１７分までに２０－０とリード。しかし、大東大は２１分自陣から一気に攻め入り、FB及川がトライ（G)、さらに３３分と３９分にトライを重ねて追い上げた。後半６分ゴール前のラインアウトから根本がトライ同点、１０分には磯部のトライで、一時は逆転する健闘をみせた。

準決勝

明治大学８５－７同志社大学 － ’７６（昭和５１年）１月２日・国立－

前半明大（７Ｔ４Ｇ）３６－３同大（０Ｔ１ＰＧ）

後半明大（９Ｔ５Ｇ１ＰＧ）４９－４同大（１Ｔ０Ｇ）

同大１・中松、２・衛藤、３・愛下、４・津高、５・中谷、６・合谷、７・安部、８・金崎、９・山下、１０・芳森、１１・氏野、１２・笹田、１３・矢島、１４・大西、１５・竹原

明治１・千種、２・笹田、３・森内、４・西妻、５・由佐、６・阿刀、７・中村、８・能谷、９・津山、１０・松尾兄、１１・井川、１２・大山、１３・福本、１４・山本、１５・藤本

明大は３分、阿刀がトライ。１６分、津山のモールサイドを突きトライ。２５分、福本が内に切れ込んでトライ。前半３６点とられた同大は山下の１PGだけ。同大は後半氏野が３０分、ラインアウトのクロスプレーから内側に快走して初トライした。

第１３回大学選手権’７６～’７７（昭和５１年）

慶応大学３０－１３同志社大学 －’７６年１２月１９日・西京極－

前半慶大（１Ｔ２ＰＧ）１０－０同大（０Ｔ０Ｇ）

後半慶大（３Ｔ１Ｇ２ＰＧ）２０－１３同大（２Ｔ１Ｇ２ＰＧ）

同大１・橋本、２・上川、３・御子柴、４・中谷、５・前田、６・佐藤英、７・栗原、８・安部、９・西田、１０・大西、１１・山下、１２・氏野、１３・矢島、１４・小柳、１５・竹原（交）尾崎（３）

慶応１・山城、２・安積、３・稲木、４・高木、５・佐藤、６・荒井、７・高橋、８・浜本、９・富安、１０・横山、１１・四柳、１２・松本、１３・中曽根、１４・永岡、１５・持田

慶大がＰＧで先行、９分にはＦＷの突進の後、ラックから球を出し、松本のパントを追走したＦＢ持田が拾い上げ左中間トライ。この後ＰＧを加えて前半を１０－０とリード。戦術的にも同大は相手ボールの時は「１０人」マイボールは「９人」でスクラムを組んだが、堅いパックの慶大スクラムに逆に押されてしまい機能しなかった。

第１４回大学選手権’７７～’７８（昭和５２年）

慶応大学２６－２２同志社大学－’７７年１２月１８日・花園－

前半慶大（１Ｔ１Ｇ１ＰＧ）９－１０同大（１Ｔ２ＰＧ）

後半慶大（３Ｔ１Ｇ１ＰＧ）１７－１２同大（２Ｔ２Ｇ）

同大１浜田、２・上川、３・橋本、４・重見、５・前田、６・横本、７・小柳、８・林、９・山下、１０・前川、１１・神崎、１２・山田、１３・矢島、１４・伊佐治、１５・佐藤

慶応１・山城、２・安積、３・水井、４・梶、５・黒沢、６・荒井、７・高橋、８・浜本、９・富安、１０・小西、１１・今岡、１２・松木、１３・阿部、１４・中曽根、１５・永岡

前半、同大は山下が攻守に大活躍。小柳がスクラムサイドを突破すると、ＦＷが素早く集まって縦への鋭い攻めをみせた。後半２分、相手キックをチャージし山田、矢島とつないで中央にトライ１６－９とリード。慶応は１３分、松木が左中間にトライ。さらに２１分に逆転トライをあげた。同大は後半３６分、全員がゴール前になだれこんで小柳が押さえて２３－２２の１点差に迫ったが逆転にはいたらなかった。

第１５回大学選手権’７８～’７９（昭和５３年）

同志社大学３６－１５早稲田大学－’７９年１２月２４日・花園－

前半同大（１T１G１PG）９－１２早大（１T1G2PG）

後半同大（５T２G１PG）２７－３早大（０T１PG）

同大１・竹内、２・佐藤公、３・橋本、４・林敏、５・豊田、６・林昌、７・横本、８・佐藤英、９・萩本、１０・森岡、１１・芳森、１２・淀谷、１３・伊佐治、１４・西村、１５・矢島（交）佐藤→前田、

早大１・小林、２・橋本、３・町田、４・加藤、５・金沢、６・平田、７・伊藤、８・長沼、９・奥脇、１０・延命、１１・広野、１２・大竹、１３・高平、１４・石橋、１５・松尾、

同大ＦＷは鋭く早大陣内に攻め込んだ。ラックで押し勝ち、ＢＫの展開を有利にした。２１分スクラムからＮ０８佐藤英がボールを取って芳森とダミー。サイドを突くと見せかけ、早大ＢＫを引き付け森岡にパス。ＦＢ矢島がライン参加して右へパントし、インゴールで西村がおさえた。２５分には伊佐治がＰＧを決めた。早大は２６分、長沼が３０ＭのＰＧを決めて、２９分にはハーフラインからＦＢ松尾も参加する左オープンの展開で広野が右中間にトライし、３３分にはＰＧで逆にリード。後半10分同大は、スクラムから佐藤英が軸となってブラインドをつき、ＦＷ・ＢＫ一体となったつなぎで、林昌が左スミへゲームを三転させるトライ。１４分芳森、２５分矢島、３１分林昌、ノーサイド直前には再び芳森とトライを重ねた。早稲田に１４年振りの勝利。

林昌一郎氏（同志社国際高監督）、林敏之氏は’９９同大アドバイザー。林敏之は日本代表ロックの林氏です。SH萩本氏は神戸製鋼ヘッドコーチ（’９９）。

準決勝

明治大学１９－１５同志社大学－’７９年１月２日・国立－

前半明大（２T１G１PG）１３－６同大（１T１G）

後半明大（０T２PG）６－９同大（１T１G１PG）

同大１・前田、２・竹内、３・橋本、４・林敏、５・豊田、６・林昌、７・横本、８・佐藤英、９・萩本、１０・森岡、１１・芳森、１２・淀谷、１３・伊佐治、１４・西村、１５・山田

明治１・相沢、２・和田、３・木村、４・瀬川、５・河瀬、６・内田、７・遠藤、８・瀬下、９・窪田、１０・砂村、１１・渡辺登、１２・渡辺和、１３・金谷、１４・牧、１５・橋爪、（交）木村→畠山、

明大は前半５分、フリーキックからＳO砂村がゴールポスト前にパント、ＦＷがラッシュして和田が中央に押さえトライ（Ｇ）。同大は３１分にペナルテｲーから右オープンに回し、伊佐治が明大ＢＫのタックルを振り切って右中間にトライ、自らゴールを決め同点。しかし、明大３７分橋爪がＰＧ、３９分にはライン参加した橋爪が抜いて、渡辺登の４０Ｍ独走トライを生み出し７点差に。後半、同大は２０分左中間ゴール直前でのスクラムを、固いパックで押し込みスクラムトライ。伊佐治がゴールして１点差となった。しかし、２３分、明大は砂村が３０ＭのＰＧを決め逃げ切った。

明大河瀬氏は’９９摂南大学監督。

第１６回大学選手権’７９～’８０（昭和５４年）

同志社大学２３－１６筑波大学 ー’７９（昭和５４年）１２月２２日・長居ー

前半同大（２T０G）８－６筑波（１T1G）

後半同大（３T１PG)１５－１０筑波（２T１G)

同大１・前田、２・井上、３・大原、４・林敏、５・豊田、６・林昌、７・横本、８・大森、９・萩本、１０・森岡、１１・大江、１２・西、１３・伊佐治、１４・三宅、１５・白川

筑波大１・渡辺、２・浮辺、３・池浦、４・平、５・西村、６・花岡、７・近江、８・高倉、９・勝田、１０・新井、１１・古口、１２・高橋、１３・山本、１４・森、１５・金子

同大は８－１０とリードされた後半１１分、右ラインアウトからラックを２つ連取し萩本、西へ球を回してトライを決め逆転。１９分FB白川が右中間へトライ。後半はラックをほとんど奪い同大ペースに引き込み勝利した。

白川氏は前（’９７）同大ヘッドコーチ。

準決勝

同志社大学１７－１２早稲田大学 ー’８０（昭和５５年）１月１日・秩父宮ー

前半同大（２T３PG）１７－６早大（０T２PG）

後半同大（０T０G）０－６早大（１T1G)

同大１・前田、２・井上、３・大原、４・林敏、５・豊田、６・林昌、７・横本、８・大森、９・萩本、１０・森岡、１１・菅野、１２・白川、１３・伊佐治、１４・三宅、１５・原田

早大１・町田、２・佐伯、３・高野、４・加藤、５・金沢、６・梶原、７・石橋、８・長沼、９・奥脇、１０・本城、１１・大沢、１２・日下、１３・吉野、１４・大竹、１５・津布久

同大は開始早々原田が右中間３７ＭのロングＰＧを決め先制。１６分ラインアウトから伊佐治が中央突破して菅野がトライ。３４分ライン参加した原田がサイドを抜き三宅へパスしてトライ。後半早大は２６分早大ゴール直前に迫った同大ＦＷがミスするとカウンターアタック、本城が圧力をかけ吉野のポスト下トライでつめよったにとどまった。

決勝

明治大学６－３同志社大学 －’８０（昭和５５年）１月３日・国立ー

前半明大（０T１PG）３－０同大（０T０G）

後半明大（０T１PG）３－３同大（０T１PG）

同大１・前田、２・井上、３・大原、４・林敏、５・豊田、６・林昌、７・横本、８・大森、９・萩本、１０・森岡、１１・大江、１２・西、１３・伊佐治、１４・三宅、１５・原田

明治１・梨本、２・藤田、３・木村、４・仲村、５・河瀬、６・岸、７・遠藤、８・瀬下、９・窪田、１０・砂村、１１・坂本、１２・渡辺、１３・金谷、１４・斎藤、１５・橋爪

明大は前半６分砂村が正面１５ＭのＰＧを決めた。同大は後半１２分過ぎ原田が２５ＭＰＧを成功して同点。そして、勝敗を分けた明大のＰＧは後半３０分右中間２０Ｍを砂村が慎重に狙って決勝点とした。試合は同大が１０分過ぎからＦＷ８人が一団となる忠実な集散をみせ、明大も同大のモール攻撃を防いだ。明治の岸・遠藤の両フランカーとＮｏ８瀬下もスクラムサイド攻撃を食い止めた。後半３０分のＰＧは、同大陣のスクラムを鋭く押し込んで同大ＳOのオフサイドを引き出した。

初の決勝進出をはたしたが一歩及ばず。

第１７回大学選手権 ’８０～’８１（昭和５５年）

同志社大学４１－３専修大学 ー’８０年１２月２１日・花園ー

前半同大（２T１G１PG）１３－７専修（１T１PG)

後半同大（６T２G）２８－６専修（１T1G）

同大１・大原、２・井上、３・中山、４・林敏、５・大八木、６・林昌、７・横本、８・豊田、９・萩本、１０・森岡、１１・菅野、１２・白川、１３・西、１４・西村、１５・平田

専修１・金城、２・仙石、３・佐藤、４・川村、５・西村、６・嵯峨、７・中原、８・安堂、９・岡松、１０・佐藤昌、１１・柏木、１２・鈴木、１３・吉田、１４・堀川、１５・松永

同大は前半ゴール前スクラムからのサイド攻撃などによる２トライ。後半４分ゴール前の相手キックを森岡がチャージして林昌がトライ。スクラム、ラックを支配し徹底的なＦＷ攻撃を仕掛けて専修大を圧倒した。

この時の同大FWの平均体重は８５Kg。大八木が入学。林・大八木のロックが形成される。

準決勝

同志社大学１６－１０法政大学 ー’８１年１月１日・秩父宮ー

前半同大（１T０G）４－０法大（０T０G)

後半同大（２T１G１PG）１３－０法大（０T０G）

同大１・大原、２・井上、３・中山、４・林敏、５・大八木、６・林昌、７・横本、８・豊田、９・萩本、１０・森岡、１１・菅野、１２・白川、１３・西、１４・西村、１５・平田

法政１・兼平、２・越川、３・後藤、４・野口、５・西条、６・斎藤、７・土井、８・金、９・中川、１０・山北、１１・伊賀上、１２・手嶋、１３・川内、１４・堀田、１５・長谷川、

法政は前半ＦＷが同大の出足を止めるとともに素早い集散からの球出しがよく前半２トライを奪うなど１０－３とリード。同大は後半開始と同時に攻め込み、５分ゴール前スクラムから右オープン、ＦＢを投じたＴＢ攻撃で西村がノーマークとなってトライ。ゴールも決まって１０－９の１点差。２９分萩本のＰＧで逆転。３４分にはゴール前スクラムから森岡が左から右に回り込んでダメ押しのトライを決め2年連続して決勝へ進んだ。

決勝予想は明治有利。「相手にとって不足はない。最初から１００％力を出して思い切り行く」（同志社・横本主将）

決勝

同志社大学１１－６明治大学 －’８１年１月３日・国立ー

前半同大（１T０G）４－０明大（０T０G）

後半同大（１T１PG)７－６明大（０T２PG）

同大１・大原、２・井上、３・中山、４・林敏、５・大八木、６・林昌、７・横本、８・豊田、９・萩本、１０・森岡、１１・菅野、１２・白川、１３・西、１４・西村、１５・平田

明治１・梨本、２・藤田、３・畑山、４・仲村、５・川地、６・岸、７・遠藤、８・瀬下、９・窪田、１０・砂村、１１・平井、１２・小林、１３・坂本、１４・斎藤、１５・橋爪、（交）高橋（１１）

同大は前半３０分、明大ゴール右スミで得たＰＫから林敏が先制トライ。後半のキックオフで林敏の猛烈なタックルに藤田が吹っ飛んだ。８分白川が３５ＭのＰＧを決める。１１分明大が砂村のＰＧで３－７と迫ったものの、その直後に同大の激しいタックルで前に落とした球を萩本が一人飛ばして菅野にパス。菅野が左ライン沿いにゴールへ走り込みトライ。明治はその後ＰＧ（１１－６）で返すも及ばず。

大学選手権1７回目にして同志社が優勝を決めた。明治は右プロップ井上が負傷欠場、スクラムで劣勢となり生きた球が出せず、ＮＯ８河瀬のサイド攻撃も止められて戦術が機能しなかった。「スクラムで負けただけに悔しい」「同大はいいチーム、２年続けてトライはとれなかったが、だらだらトライの取り合いをするゲームよりラグビーとしては張り合いがある」明治・北島監督。

第１８回日本選手権（’８１年１月１５日・国立）

新日鉄釜石１０－３同志社大学

前半釜石（１Ｔ０Ｇ）４－３同大（０Ｔ１Ｐ）

後半釜石（０Ｔ２Ｐ）６－０同大（０Ｔ０Ｇ）

同大１・大原、２・井上、３・中山、４・林敏、５・大八木、６・林昌、７・横本、８・豊田、９・萩本、１０・森岡、１１・菅野、１２・白川、１３・西、１４・西村、１５・平田

釜石１・石山、２・和田、３・洞口、４・千田、５・瀬川、６・高橋、７・佐野、８・小林、９・坂下、１０・松尾、１１・細川、１２・金野、１３・森、１４・永岡、１５・谷藤

同大は前半１０分森岡の２５メートルDGで先行した。３５分あたりまでよく攻めたが、釜石の低く鋭いタックルで攻めきれなかった。釜石は前半終了間際、２２メートルライン上のスクラムから右へ展開、森、永岡とつなぎ、FB谷藤が同大FB平田のタックルを振り切り、右スミへ逆転のトライを決めた。後半釜石は３分、レートタックルによる反則から金野が１５メートルPG、２３分にもPGを加えた。

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