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第１回日本選手権

同志社大学１８－１１八幡製鉄 －’６４（昭和３９）年３月２０日・花園－

同大１・松岡、２・平沢、３・住友、４・岡田、５・松山、６・黒田、７・石塚、８・藤田、９・今村、１０・居島、１１・坂田、１２・俣木、１３・橋本、１４・藤川、１５・岸本

八幡製鉄１・吉村、２・江藤、３・小宮、４・下園、５・草津、６・尾崎、７・岡部、８・西住、９・東、１０・松岡、１１・宮井、１２・伊野、１３・北島、１４・山岡、１５・北岡

同大は６分、居島がゴール前へパントをあげ、八幡ＦＢ北岡のキックを黒田がチャージ、これを平沢がトライ（ゴール）。八幡は１３分SO松岡が抜け、フォローした尾崎がトライ（ゴール）して同点。２５分松岡、岡部、尾崎とつないで逆転。後半12分同大はドリブルで攻め、ゴール前でバックスのサインプレーから居島が抜けて（ゴール）三転した。この後八幡の反撃のあい１８分ゴール前のラインアウトから、東にトライを許し再度八幡に逆転。同大は２３分ドリブルで攻め込み、橋本がトライし逆転した。２５分坂田がトライし雨中のゲームをものにした。

決勝

同志社大学１８－３近鉄 －’６４（昭和３９）年３月２２日・花園－

同大１・松岡、２・平沢、３・住友、４・岡田、５・松山、６・黒田、７・石塚、８・藤田、９・今村、１０・居島、１１・坂田、１２・俣木、１３・橋本、１４・藤川、１５・岸本

近鉄１・川崎、２・蓬田、３・船木、４・中山、５・渡辺、６・佐々木、７・畠山、８・森本、９・福田、１０・豊田、１１・伊海田、１２・松本、１３・長谷川、１４・田中、１５・神庭

同大は前半１４分、石塚がスクラムから離れ左サイドに１０ヤードぐらい開き、藤田からのパスをうけて左中間に先制のトライ。後半４分同大は自陣から居島がタッチ際を抜けて、坂田から、居島のパントで近鉄２５ヤード付近まで進出。居島が中央に回り込んで２度目のトライ（ゴール）。同大はその後もPGを決め、また、岡田のチャージから居島がポスト右にﾄライ（ゴール）するなど先手をとっての攻撃が続いた。

第1回日本選手権をタイトルを獲得。歴史的な勝利であった。

第１回大学選手権

早稲田大学１４－１３同志社大学 －’６５年（昭和４０年）１月８日・秩父宮－

前半早大（１Ｔ１Ｇ）５－０同大（０Ｔ０Ｇ）

後半早大（３Ｔ０Ｇ）９－１３同大（２Ｔ２Ｇ１ＰＧ）

同大１・井上、２・平沢、３・住友、４・原、５・松山、６・石塚、７・黒田、８・宮本、９・伊藤、１０・杉本、１１・坂田、１２・浦野、１３・玉田、１４・藤川、１５・橋本

早大１・松元、２・遠藤靖、３・平沢、４・遠藤成、５・矢部、６・加藤、７・佐藤、８・北岡、９・竹島、１０・藤本、１１・片山、１２・横井、１３・宮沢、１４・犬伏、１５・松尾

早大は前半８分、同大ドロップアウトのボールをFWがドリブルで攻め、加藤が飛び込んでトライ。後半開始直後、早大SO藤本のキックを同大FB橋本がインゴールで蹴りそこない、早大加藤が押さえて８－０とした。さらに後半８分、SO藤本が自陣から抜け出してパントを上げ、最後はFWのドリブルから遠藤靖がトライ。同大は１１分にPG、２５分過ぎからFWの突進を基盤に反撃。３１分石塚が約４５ヤード独走し、これをフォローした左ウイング坂田がトライ。差は６点。３４分黒田がトライ（ゴール）。１点差で惜敗した。同大１１．坂田は現（’９９）大体大の坂田監督。

第２回大学選手権

日本体育大学１６－１０同志社大学 －’６６（昭和４１）年１月１日・秩父宮－

前半日体（３Ｔ１Ｇ）１１－０同大（０Ｔ０Ｇ）

後半日体（１Ｔ１Ｇ）５－１０同大（２Ｔ２Ｇ）

同大１・井上、２・田中、３・孝橋、４・川瀬、５・松山、６・藤川、７・渡辺、８・宮本、９・伊藤、１０・中川、１１・永井、１２・石塚、１３・浦野、１４・馬庭、１５・藤田

日体大１・菅原、２・小野、３・野口、４・小跨、５・田中杉、６・井上、７・斎藤、８・林、９・田中清、１０・柴田、１１・石田、１２・三沢、１３・木下、１４・安田、１５・馬淵

日体は８分SO柴田がパントを同大陣左隅にあげ、自分で押さえて先取点をあげた。２４分柴田が抜けて馬淵がトライ。３０分柴田の好走から、三沢が同大ラインの中央を割ってトライ（ゴール）を追加１１－０とした。後半日体は１８分同大陣２５ヤードのPKをゴール前にあげ三沢が押さえ２４分柴田が抜けて馬淵がトライ。同大は１４分石塚、26分永井がトライ（ゴール）をあげた。日体大SO柴田は’９９日体大柴田監督。

第３回大学選手権

同志社大学２６－１７日本大学 －’６７（昭和４２年）１月３日・秩父宮－

前半同大（１Ｔ０Ｇ１ＰＧ）６－１１日大（２Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

後半同大（４Ｔ４Ｇ）２０－６日大（２Ｔ０Ｇ）

同大１・井上、２・黒川、３・田村、４・川瀬、５・柴田、６・藤川、７・渡辺、８・村上、９・伊藤、１０・音川、１１・西村、１２・石塚、１３・浦野、１４・井伊、１５・藤田

日大１・坂本、２・川口、３・広田、４・田淵、５・朝生、６・塚田、７・井口、８・大野、９・内田、１０・野田、１１・栗栖、１２・白倉、１３・中川、１４・仙波、１５・佐藤、

日大は１０分佐藤のＰＧで先制、１５分早いラインアウトから広田が左隅に飛び込み、２３分はＦＷパスで坂本が左中間トライを決めて１１－０とリード。しかし、同大は田村が日大陣左スミのラインアウトで押されながら抜け出し、インゴールぎりぎりに飛び込む。後半同大は８分、自陣スクラムから伊藤、村上、石塚と渡り中央にトライ。１０分には日大のパスミスを浦野が拾って石塚、井伊と渡る連続トライで逆転した。

同大大学選手権初勝利。この試合バックスのブラインドサイドから石塚、西村が加わっての１０人スクラムを形成。（現在はルールで形成できない）。３・４・３の巨大な集団にふくらんだ。岡監督は「ウチはセットスクラムか、ラインアウトからでないと点はとれません。ルースはすてています。」同大スクラムは日大を寄付けなかった。

準決勝

早稲田大学１４－３同志社大学 －’６７年（昭和４２年）１月５日・秩父宮－

前半早大（３Ｔ１Ｇ）１１－０同大（０Ｔ０Ｇ）

後半早大（１Ｔ０Ｇ）３－３同大（１Ｔ０Ｇ）

同大１・井上、２・黒川、３・田村、４・川瀬、５・柴田、６・藤川、７・渡辺、８・村上、９・伊藤、１０・音川、１１・西村、１２・石塚、１３・浦野、１４・井伊、１５・藤田

早大１・後川、２・村山、３・猿田、４・新元、５・八木、６・大竹、７・和泉、８・山田、９・山本、１０・藤本、１１・井沢、１２・犬伏、１３・石山、１４・富吉、１５・萬谷

日大に通用した10人スクラムだが早大にはだめだった。、同大はバックスリーダーの浦野を前半なかばの腰の負傷で退場するなど攻め手がなかった。

試合評では「それにしてもこの試合の出来の悪さはひどいっものだった。ＦＷが遅れをとり、スタンドオフはキック１点張り、攻撃の手順としてこれくらい無策はない。早大も藤本、犬伏らの経験者がいるが、この日はラインとしての動きではなく、ちょとしたチャンスを個人技で抜け出してものにしたにすぎない」とある両チームともに出来が悪かったのだろう。

第４回大学選手権

同志社大学３９－５中京大学 －’６８（昭和４３年）１月３日・秩父宮－

前半同大（１Ｔ１Ｇ）５－９中京（２Ｔ０Ｇ１ＰＧ）

後半同大（４Ｔ１Ｇ２ＰＧ）２０－５中京（１Ｔ１Ｇ）

同大１・福本、２・蔭山、３・黒坂、４・川瀬、５・柴田、６・戸川、７・村上、８・渡辺、９・伊藤、１０・小薮、１１・浜田、１２・石塚、１３・浦野、１４・馬庭、１５・藤田、

中京大１・生田、２・片山、３・伊藤、４・古川、５・石山、６・石田、７・前田、８・中村、９・長江、１０・川越、１１・長浜、１２・西尾、１３・住田、１４・岩崎、１５・福井、

準決勝　

法政大学２５－１４同志社大学 －’６８（昭和４３年）１月５日・秩父宮－

同大１・飯降、２・蔭山、３・黒坂、４・三好、５・柴田、６・戸川、７・村上、８・渡辺、９・伊藤、１０・小薮、１１・浜田、１２・石塚、１３・音川、１４・馬庭、１５・藤田

法大１・黒井、２・境、３・佐藤、４・清水、５・二反田、６・石田、７・汀、８・鈴木、９・森田、１０・桂口、１１・水谷、１２・中村、１３・島崎、１４・市川、１５・勝又

同大は後半２分、トライをあげ１４－５とリード。。しかし、法政は１０分、１２分に桂口が連続トライ。１９分自陣ゴール前から同大の攻撃を切り返し、一気に同大ゴール前に持ち込み、ここであせった同大が反則。桂口がＰＧを決めて追いついた。３０分、またも２０ヤード右中間で反則、法大は再び桂口がＰＧを決めて逆転した。同大はスクラムサイドから中央突破を狙う作戦でリードしたが、後半動きが鈍ったところで逆転負けしてしまった。

第５回大学選手権

法政大学２０－１１同志社大学 －’６９（昭和４４年）１月１日・秩父宮－

同大１・飯降、２・蔭山、３・黒坂、４・川瀬、５・柴田、６・戸川、７・村上、８・金城、９・大久保、１０・音川、１１・吉野、１２・村岡、１３・天谷、１４・村口、１５・柏木

法大１・黒井、２・安原、３・佐伯、４・戸川、５・二反田、６・佐藤、７・内藤、８・川内、９・森田、１０・中川、１１・鈴木達、１２・中村、１３・勝又、１４・小東、１５・鈴木秀

法大は前半２３分同大ゴール内藤が抜け出て中央にトライ（ゴール）、タイにした。後半１１分に佐藤がセッﾄからの敵ボールを引っかけてトライしたのをきっかけに、２ＰＧ、１ゴールと追加点をあげて逃げ切った。

第６回大学選手権

同志社大学５３－８慶応大学 －’７０（昭和４５年）１月１日・秩父宮－

前半同大（５Ｔ２Ｇ）１９－３慶大（１Ｔ０Ｇ）

後半同大（８Ｔ５Ｇ）３４－５慶大（１Ｔ１Ｇ）

同大１・福本、２・蔭山、３・黒坂、４・中西、５・柴田、６・金城、７・大坪、８・岩切、９・大久保、１０・小薮、１１・浜田、１２・天ｹ谷、１３・山岡、１４・村口、１５・酒井、

慶大１・荻野、２・永野、３・小川、４・堀越、５・吉岡和、６・高橋、７・奥村、８・金子、９・辰沢、１０・得能、１１・川口、１２・大塚、１３・宮坂、１４・吉岡、１５・荻村、

同大は5分慶大ゴール前数ヤードのラインアウトを黒坂がトライ。２１分には慶大ゴール前のラックから蔭山、大坪のＦＷで中央にトライ（ゴール）。続いて同大のキックの球を慶大が受けそこない、これを山岡が拾い村口にわたして右ｽﾐへ。２８分にはＦＷのなだれ込むパスで慶大に押し寄せ、後を右ウイングの村口が決めた。同大ＳＯ小薮の力を慶大は封じることができず、後半同大は右サイドからの攻撃で慶応川口のいない左をつくなど、FWの動きで上回り一方的な試合となった。

準決勝

日本体育大学３１－８同志社大学 －’７０（昭和４５年）１月３日・秩父宮－

前半日体大（２Ｔ１Ｇ）８－０同大（０Ｔ０Ｇ）

後半日体大（５Ｔ４Ｇ）２３－８同大（２Ｔ１Ｇ）

同志社１・福本、２・蔭山、３・黒坂、４・井手、５・柴田、６・金城、７・大坪、８・岩切、９・大久保、１０・小薮、１１・浜田、１２・天ｹ谷、１３・音川、１４・村口、１５・酒井

日体１・橋本、２・関口、３・松崎、４・川村、５・浜武、６・佐野、７・海老沢、８・赤間、９・本田、１０・青木、１１・有賀、１２・吉村、１３・小田木、１４・佐藤、１５・戸嶋

日体は22分スクラムからＳＯ青木が逆モーションをつき先制のトライ。２７分には小田木のキックから同大陣に入り、スクラムから本田、佐藤と渡し決めた。後半同大は１３分、３２分に得点したものの及ばなかった。同大SO小薮は後新日鉄釜石、日本代表監督歴任。

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