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関西代表*九州代表・1999年3月21日(花園)14KO

九州 33−28関西 −R・桜岡 将博−

前半 ・九州(2T1G)12−14関西(2T2G)

後半 ・九州(3T3G)21−14関西(2T2G)

九州、1・今村(NTT九州)、2・松園(サニックス)、3・山本(中国電力)、4・上野(サニックス)、5・床波(北九州コカコーラ)、6・神辺(中国電力)、7・吉田(マツダ)、8・森、9・バショップ(サニックス)、10・折居(サニックス)、11・池田(マツダ)、12・廣田(マツダ)、13・藤井、14・泉、15・前田(九州電力)

関西、1・立川(ワールド)、2・辻本(近鉄)、3・浜辺(近鉄)、4・山下(トヨタ)、5・新土居(ヤマハ)、6・菅原(トヨタ)、7・石井(トヨタ)、8・溝畑(近鉄)、9・丹生(豊田自動織)、10・中村(近鉄)、11・織田(ワールド)、12・向山(ワールド)、13・吉田明(神鋼)、14・江口(ワールド)、15・吉田稲(ヤマハ)

入替え、後半新土居→惟村(トヨタ)、菅原→小泉(神鋼)、中村→15・深田(ワールド)−Soは吉田稲がはいる−、浜辺→萩井(後15分)

雨でグランド状態は悪かった。前半8分九州陣5メートル、九州スクラムのボールSHバショップがコントロールミスした所を丹生が押さえてトライ(G−吉田稲)。7−0関西先制。15分頃関西はFWで攻撃をしかけていたが、ターンオーバーから池田が50メートル独走トライ。30分頃にはスクラムからNO8縦、10−15とボールが渡り、前田が約40メートルの独走トライ(G−折居)。九州が12−7と逆転したが、35分頃関西、石井がトライ(G)14−12し再逆転で前半終了。

後半開始早々関西が攻め込むが、またしてもボールキープできずラックから九州が展開、3分池田が75メートルの独走トライ(G)。5分にトライを追加し九州26−14とリードを広げる。関西はFWのモール、縦攻撃を中心に14分吉田明、20分吉田稲のトライで28−26で逆転。しかし、33分関西陣22メーター付近スクラムからでたボールをSO吉田稲がノックオン。九州SO折居がインゴールに蹴りこみ押さえてトライ(G)。九州が33−28で勝利した。

まるで、東西大学の対戦をみているようだった。関西はFW中心の攻めをみせるが、ラックで寝込むプレーヤーが多く、BKにボールを回してもラインに人数が足りず九州BK陣に囲みこまれてゲインがきれなかった。逆に九州はターンオーバーからボールを奪うとBKに展開、池田の独走トライは関西守備ラインの脆さを露呈させた。

元オールブラックスSHバショップのプレーは一級で、このレベルではSH/SOの一人二役を十分こなしていた。ワールドカップでみせたパスは、日本人では真似できないのか、高校レベルで教えないのか知らないが、アンダーパスより早く正確なようにみえた。関東学院OBの神辺はライン際のスペースをカバーするなど、渋い働きをしていた。

一方、京産OBの吉田明、稲生、は雨で球がすべったのだろうが、肝心なところでのノックオンが響いた。このような悪条件下でのゲームでは、練習時からのボール扱いに対する集中度を計ることができる。(観客は100人くらいか?。この間の近大*京産の招待試合の方が人が多いような気がした)

−99・3・23・加筆−

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