19990124

目次１９９８シーズン

５１回社会人大会決勝トーンナメント（’９８～’９９シーズン）

１回戦

トヨタ２３－６リコー

東芝２８－１６三洋

神鋼３３－２１ＮＥＣ

ｻﾝトリー６４－８ワールド

準決勝

トヨタ３７－１４東芝

サントリー１６－１６神鋼

決勝

トヨタ２８－２７サンﾄリー

'９９年１月３１日国立－Ｒ・田中伸明－

トヨタ自動車２８－２７サントリー

前半トヨタ（２Ｔ１Ｇ３ＰＧ）２１－１２サントリー（２Ｔ１Ｇ）

後半トヨタ（１Ｔ１Ｇ）７－１５サントリー（２Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

トヨタ、１・木村（大体大）、２・金城（大体大）、３・高橋（大体大）、４・バシャロ、５・惟村（龍谷大）、６・菅原（拓殖大）、７・石井（三好）、８・ハービ、９・大原（大体大）、１０・廣瀬（京産大）、１１・仙波（関東学大）、１２・朽木（日体大）、１３・勝野（日体大）、１４・オト（大東大）、１５・曽我部（立命大）

入替・曽我部→ツイドラキ、交代・バシャロ→山下

サントリー、１・長谷川（中央大）、２・坂田（法政大）、３・中村（同大）、４・エニス、５・大久保（法政大）、６・ハッチソン、７・清宮（早大）、８・早野（帝京大）、９・永友（明大）、１０・伊藤（明大）、１１・福田（明大）、１２・ウルイ、１３・青柳（早大）、１４・尾関（日体大）、１５・吉田（専修大）

入替・ハッチソン→星川（関東学大）、早野→オルソン、尾関→今泉（早大）

トヨタが１２年ぶり５度目の社会人大会を制した。トライ数はトヨタ３、サントリー４だがトヨタ廣瀬の３ＰＧがきいた。トヨタは前半３３分頃バシャロがシンビンで退場。２試合連続のシンビン退場者を出した。このあたりから流れがサントリーに傾き後半かなり追い上げられた。２１－２０と１点差になった後半３３分。トヨタは石井がチャージし、仙波がボールを拾い上げて攻撃、ラックから廣瀬が切れ込みＦＢを引き付け、朽木にパスしトライ（ゴール）貴重な点を得た。その後サントリーは攻勢をかけるが１点差に泣いた。

トヨタはラインアウトがさっぱり駄目だったがよく勝てた。東芝戦に続いてデフェンスの勝利だった。

ＴＶ中継は民放だとＣＭが入りゲームの流れが中断されて困る。アナウンサーも勉強不足だ。朝日新聞には美土路記者がレフリーについてふれているが、田中さんの本業は高校教師だ。マスコミの立場なら日本協会にクレームつけるべきだろう。この問題は店ざらしのままだ。選手も反則を少なくして欲しい、反則１０を超えると１１個目から相手に自動的に１点上げるといい。この試合に関して言えばトヨタ１５反則、サントリー１２反則。トヨタ２８＋２＝３０、サントリー２７＋５＝３２でサントリーの優勝だ。日本選手権は違った結果がみれるかもしれない。

社会人大会準決勝

’９９年１月２４日花園－R・岩下真一－

トヨタ自動車３７－１４東芝府中

前半トヨタ（１T1G1PG)１０－０東芝（０T０G）

後半トヨタ（４T２G１PG）２７－１４東芝（２T2G）

トヨタ、１・戸崎（岐阜第一）、２・金城（大体大）、３・高橋（大体大）、４・山下（名古屋工）、５・惟村（龍谷大）、６・菅原（拓殖大）、７・石井（三好）、８・バシャロ、９・大原（大体大）、１０・廣瀬（京産大）、１１・ツイドラキ、１２・朽木（日体大）、１３・勝野（日体大）１４・オト（大東大）、１５・仙波（関東学大）

入替、山下→中嶋（京産大）、交代、戸崎→木村（大体大）

東芝、１・溝辺（関東学大）、２・薫田（筑波大）、３・中村（筑波大）、４・釜沢（大東大）、５・安田（専修大）、６・渡辺（日体大）、７・臼井（大東大）、８・ゴードン、９・村田（専修大）１０・島崎（佐賀工）、１１・和田（東海大）、１２・小山田（男鹿工）、１３・マコーミック、１４・秋山（法政大）、１５・松田（関東学大）

入替、釜沢→高木（大東大）、交代、和田→薬師寺（日体大）

開始早々からトヨタが攻め込みボールを支配。トヨタ、１０分PG（廣瀬）を成功し３－０とリード。その後とトヨタ優勢に試合を進めるが、なかなかトライを奪えず膠着状態のまま前半終了するかと思われたが、東芝が終了間際にトヨタ陣に攻め込んだところ、パスミスからオトにボールを拾われ、そのまま８０Mの独走トライ（ゴール）。１０－０で折り返す。後半１１分頃東芝陣２０m付近東芝スクラムから村田がサイドアタックをかけたが菅原のタックルをうけ、ノックオンしたところをツイドラキがインゴールに蹴りこみトライ。１５分またもや、タックルからのターンオ－バーで勝野のトライ（ゴール）トヨタ２２－０。しかし、トヨタは２０分石井の小山田に対するハイタックルでシンビン、東芝に逆転の芽が見えたかに思えたが、トヨタは２２分廣瀬のインゴールパントを朽木が押さえトライ、２７分PGを決め３０－０とリードを広げた。東芝は３０分頃ラックからマコーミック、ゴードンとつなぎ薬師寺が１トライ（ゴール）、３分後トヨタは東芝ゴール前連続攻撃から廣瀬、石井とつなぎトライ（ゴール）。３８分東芝ラインアウトからマコーミックがトライ（ゴール）を返しノーサイド。社会人３連覇を逃した。

トヨタのプレッシャーとコンタクトは強く、東芝のP&Gが押え込まれた。タックルからのこぼれ球をトヨタにトライされたり内容は一方的だった。東芝もリードされるとゴードン、マコーミックにボールを集中しており、トヨタはDFを絞り易かったかもしれない。また、自陣からの強引なP&Gも無謀な特攻作戦的な感じだった。

目次

１回戦	トヨタ２３－６リコー	東芝２８－１６三洋	神鋼３３－２１ＮＥＣ	ｻﾝトリー６４－８ワールド
準決勝	トヨタ３７－１４東芝	サントリー１６－１６神鋼
決勝	トヨタ２８－２７サンﾄリー