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大学選手権

’９８年１２月１９日

龍谷１５－５３早稲田 －秩父宮－

前半龍谷（１ＰＧ）３－１５早大（２Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

後半龍谷（２Ｔ１Ｇ）１２－３８早大（５Ｔ５Ｇ１ＰＧ）

龍谷１・佐川（崇徳③）、２・竹中（啓光②）３・三島（伏見工①）、４・前田（報徳②）、５・永尾（大工大高②）、６・山本（大阪桐蔭③）、７・古賀（東福岡③）、８・岡本（花園④）、９・渡辺（大分舞鶴②）、１０・重光（伏見工①）、１１・松本（志摩④）、１２・西村（伏見工③）、１３・栗山（田辺③）、１４・真田（東福岡④）、１５・三木（京都学園③）

入替・渡辺→吉田（近大附①）、交代・竹中→中村（伏見工③）

早大１・安藤（男鹿工①）、２・萬匠（国学久我山④）、３・小林（早大学院③）、４・高田（長崎北陽台③）、５・山崎隆（西武文理④）、６・大瀬（湘南学園④）、７・井手上（西南学院③）、８・江原（筑紫②）、９・辻（茗渓③）、１０・福田（早大学院④）、１１・西辻（御所工①）、１２・山崎勇（啓光④）、１３・北川（八代④）、１４・太田（西南学院③）、１５・山崎弘（日川②）

入替・萬匠→大内（早実③）、高田→堺（修猷館④）、山崎勇→小森（長崎北陽台③）

ＨＩＲＯＨＩＫＯさんの観戦記

龍谷対早稲田　１５－５３で敗戦しました。

早稲田は徹底してハイパンを多用し（自陣ゴール付近からでも）タッチにけり出すことは殆どありませんでした。龍谷も同じくでラインアウトがこんなに少ないゲームも珍しいくらいでした。後半１０分までは互角の戦いといえると思いますがＢＫの走力、ボール処理、カバーで差が出たと思います。

それにしても龍谷のイージミスが多かった、ノットストレート、スローフォアード、等ミスの連続でした。それがなければもっと点数を取れていたと思います。龍谷は何をしようとしているのかよく分かりませんでした。最後は振り回された分だけ龍谷のほうがバテてしまい、終了前２０分で大量失点を喫してしまいました。

BKでは差がありましたがFW戦は龍谷のほうが押していました。もっとFW中心のゲームプランを建てればよかったかな、モールなんかかなり押していましたがバックスにすぐ展開し、集散が悪いためターンオーバーされ二次攻撃で山崎弘樹に抜かれてばかりでした。今年の早稲田は強いという印象はもてませんでしたが早稲田らしいゲームをしていました。コンセプトをもって自分達の得意のかたちを貫き通すところはさすがでした。途中もしかしてと思わせてもくれましたが　(-_-;)

龍谷の選手たちお疲れ様でした。

木村さんの観戦記

途中で戦法を変えられる眼を持って欲しい。キックは相手FB山崎(弘)に取らせれば確実に走られるのだから、奴に取らせないキック、ハイパンよりタッチ際を狙ったオープンキックに限定したら良かったのではないか。

早稲田はセットスクラムを最初から嫌がっていたし、FWでじわじわ来られるのは嫌だった筈、前半に１～２度みせたドライビングモールは走り出すと10mぐらいは前進できた、産大ほどにパックがしっかりしていないけれど、後半はもう少しサイドアタックからモールを組んで攻める作戦を多用すべきでは無かったか、最近はどのチームも早い仕掛けや展開を志向するが関西が関東勢に勝つためには、反対にゆっくり仕掛けるのも手かなと、15人の意思統一が充分なされずにリスタートしてしまうより、スローペースでごりごり来られる方がきっと嫌だと思っているチームもあるから、最後にFB三木が起点になった突破は早稲田相手に通用していたし、来年さらに磨きを掛けて欲しい。

ＨＰ製作者

後半１時５点差にした。スポーツ新聞には「だが、敵地での笛は早大有利だった。ＦＷの密集戦では明らかにそれがみられた」とあります。レフリーは公正であるのか？なんともいえませんが、このようなことを書かれないレフリングをお願いします。

’９８年１２月２０日

大体大２０－３４日本大 －花園－

前半大体（１ＰＧ）３－１２日大（３Ｔ１Ｇ）

後半大体（３Ｔ１Ｇ）１７－２２日大（３Ｔ２Ｇ１ＰＧ）

大体１・高柳（大阪桐蔭④）、２・松谷（東海大仰星③）、３・豊山（江の川④）、４・日出山（東海大仰星④）、５・積（大体大浪商④）、６・坪井（大阪桐蔭③）、７・和田（啓光②）、８・寺山（啓光②）、９・大原（延岡東②）、１０・小寺（洛西③）、１１・山田信（関西創価④）、１２・浦上（交野④）、１３・山田剛（啓光④）、１４・森（大分舞鶴①）、１５・渡辺（枚方③）

入替・寺山→谷川（函館陵北④）、交代・森→惟村（京都学園④）

日大１・柳沼（保善③）、２・矢巻（日川）、３・川村（黒沢尻工③）、４・栗原（札幌藻岩④）、５・安田（花園④）、６・三縄（国学久我山③）、７・鷲谷（天理④）、８・横瀬（日川②）、９・沢木（秋田工③）、１０・日原（日川④）、１１・窪田（日川②）、１２・野杁（西陵商②）、１３・今利（天理②）、１４・北条（盛岡工③）、１５・田原（天理③）

入替・今利→大神（東福岡①）

立ち上がり早々、体大はＰＫを２連続キックミスしタッチをきれず。先行きに不安を残す。前半１６分体大ＰＧで先制。２４分日大はモールからＳＨ沢木が抜け出しトライ（ゴール）。３０分にも一次攻撃で体大渡辺が北条に抜かれトライ。ＢＫの個人技の差がかなりありそう。後半３分日大はＰＧで加点１５－３とリード。さらに７分・１４分トライを奪われ３－２７と一方的な展開だったが、２０分過ぎから体大のパワープレーが炸裂。日大ゴール前ラインアウトからモール。松谷が持ち込みトライ（ゴール）。２８分モールから大原がトライ。３２分頃にはスクラムトライを奪い２０－２７と１トライ１ゴールに迫る。その後体大は捨て身のアタックを仕掛け、日大安田のターンオーバー、チャージ合戦など試合は大きく動き出したが、４０分日大沢木がトライをあげ勝利を確定した。

前半の体大の戦法には疑問があった。自分達本来のパワーを押し出さずラック中心のラグビーを展開。京産戦でみせたようなスクラム勝負でけりをつけるといった気迫に欠けた。後半２０分過ぎからのパワープレーをみせられると前半から仕掛けていれば、結果が違ったと思うが。

ＢＫの展開速度、個人技・ＦＷの集散速度は日大が上だった。体大はラックに行くまで歩いているプレーヤーがいたり、ＢＫはロングキックボールに対する扱いが悪く同じようなパターンで攻められていた。日大の総合力の勝利。

京産大３９－２８流経大 －花園－

前半京産（５Ｔ２Ｇ）２９－６流経（２ＰＧ）

後半京産（２Ｔ）１０－２２流経（３Ｔ２Ｇ１ＰＧ）

京産１・木原（大工大高④）、２・入口（九州学院③）、３・野山（淀川工④）、４・池田（洛北③）、５・大内（奈良高田）、６・池上（東海大仰星④）、岡本宗（京都花園④）、８・平田（布施工②）、９・赤嶺（西宮南③）、１０・山岡（天理④）、１１・坂倉（大工大高③）、１２・大野（啓光③）、１３・鈴木（京都西④）、１４・白谷（淀川工③）、１５・南（東山②）

流経１・友利（コザ④）、２・猪狩（流経大柏④）、３・久保木（埼玉第一③）、４・中西（八幡工②）、５・和田（流経大柏②）、６・島田（流経大柏②）、７・横山（流経大柏②）、８・沼尻（流経大柏②）、９・後藤（流経大柏②）、１０・加瀬（流経大柏②）、１１・田島（修徳④）、１２・伊藤（相模台工④）、１３・大島（流経大柏④）、１４・阿部（流経大柏④）、１５・ニールソン（仙台育英③）

入替・猪狩→菅野（仙台育英③）、中西→田島（東農大二③）、島田→市原（流経大柏④）

開始１分京産はラインアウトからモール、池上が抜け出し、赤嶺、平田、坂倉とつない先制トライ。８分流経大はＰＧで３点返したが、１５分京産は相手ゴール前反則でスクラムを選択。一気に押しにかかり、９－１０でトライ。２０分は相手ゴール前で反則を得て、平田がちょん蹴りから素早く持ちこみトライ（ゴール）。２４分相手ゴール前反則、山岡－大内とパスが渡り、流経大後藤のタックルを跳ね飛ばしてトライ。京産２２－３とリード。３８分頃には自陣から展開し最後は大野がトライ、前半２ＰＧに抑え京産２９－６とリード。後半流経大は風上、３分ＰＧ、１３分頃にはモールからブラインドサイドに横山が抜け出してトライ２９－１４と追撃。３０分までは流経大がボールを支配し京産陣内で試合を進めたが、京産も徐々に競り勝ち３０分相手ゴール前スクラムから山岡がうまく逆スペースに走り込みトライ。３５分にはモールから池上、赤嶺、とつないで木原がトライ３９－１７と試合を決めた。しかし、流経大は３８分頃ニールソン、終了間際にもＰＫの速攻からトライ（ゴール）を返し追い上げに気迫をみせた。

前半、流経大は京産の展開スピードについていけず、ＦＷもスクラムを押されるなど一方的な試合展開かと思われたが、風上にたった後半は動きでも互角の勝負をみせた。京産は３列の突破、スクラム、山岡のゲームメイクで危なげない勝利であった。関東リーグ戦グループ５位ながら全体の動きもよく、切れる事なくプレーを続けており３５分過ぎからの２トライに結びついた。関東リーグ戦グループのレベルの高さを感じた。

同志社１８－１３中央 －瑞穂－

前半同大（１Ｔ）５－１０中央（１Ｔ１Ｇ１ＰＧ）

後半同大（２Ｔ１ＰＧ）１３－３中央（１ＰＧ）

同大１・大瀧（西陵商②）、２・谷口（国学久我山④）、３・尾崎（長崎南山②）、４・隅田（同志社香里④）、５・堀井（明石西③）、６・田中（京都学園②）、７・川嵜（修猷館③）、８・駒井（啓光④）、長谷川（同志社②）、１０・藤井哲（同志社④）、１１・船越（大分舞鶴③）、１２・藤井崇（同志社香里④）、１３・松本（同志社香里③）、１４・永島（啓光④）、１５・平岩（同志社③）

交代・永島→中井（小倉②）

中央１・大室（秋田工②）、２・塚越（埼工大深谷③）、３・斎藤（秋田工④）、４・田中（各務原②）、５・小島（岐阜教大付③）、６・山田（伏見工②）、７・野村（桐蔭④）、８・荻本（臼杵④）、９・平野（天理③）、１０・浜田大（大分舞鶴④）、１１・小野沢（聖光③）、１２・佐藤（盛岡工④）、１３・下別府（延岡東②）、１４・内山（日向④）、１５・近藤（久我山④）

入替・江浦→高橋（盛岡工④）、近藤→三沢（北見北斗④）、交代・田中→江浦（佐賀工③）

関西リーグにとっては、関東リーグ戦グループ３位に勝った意味は大きいものがあります。

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