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’９８リーグ概況１９９８シーズン

９８年１0月１１日（長居第２）

大体大６０－１２大経大 －R・市川明夫ー

前半大体（４T２G) ２４－０大経

後半大体（６T３G）３６－１２大経（２T１G）

大体１・高柳（大阪桐蔭④）、２・松谷（東海大仰星③）、３・豊山（江の川④）、４・日出山（東海大仰星④）、５・積（大体大浪商④）、６・坪井（大阪桐蔭③）、７・和田（啓光②）、８・菊谷（御所工①）、９・林（島本②）、１０・小寺（洛西③）、１１・山田信（関西創価④）、１２・浦上（交野④）、１３・山田剛（啓光④）、１４・高岡（金光第一④）、１５・クリストファー（江の川②）

入替・松谷→若林（関西創価③）、浦上→鈴木（金光第一②）、林→竹永（阪南②）

大経１・織戸（大工大高③）、２・内海（啓光④）、３・西川（伊丹北④）、４・千坂（報徳④）、５・船津（大工大高④）、６・熊本（布施工③）、７・八原（伏見工③）、８・増本（八幡工③）、９・田村（島本④）、１０・田中（松山商②）、１１・山田（八幡工③）、１２・漆原（大工大高④）、１３・堀田（布施工②）、１４・山本（伏見工①）、１５・藤井（伏見工④）

入替・千坂→種（富山第一③）、堀田→樋口（報徳①）、交代・山田→重本（報徳③）

ＤＯＴＵさんの観戦記

　体大-経大

体大の完勝。小寺はキック絶不調。アタックの方向転換等に、体大バックスはまだついていけてない感じです。また、2対４くらいで余っていても、CTBを経由すると抜けなかったりする。それでも、ここ数年関西の中でも下手だった（私が思ってるだけかも）バックスがましになったのは間違いない。とりあえず、バックスが（FW優勢時に）経大レベルに抜かれることはなくなったし、WTBも快速でした。SO小寺だけでなく、SHの林（島本）もいいと思います。同志社戦よりFWにこだわっていなかったようです。今年は対抗戦の４位なら勝てるのではないでしょうか。

近大６２－２２摂南 －R・原田隆司－

前半近大（４T１G）２２－１５摂南（２T１G）

後半近大（６T５G）４０－７摂南（１T１G）

近大１・池田（目黒④）、、２・田村（布施工④）、３・向井（東海大仰星④）、４・奥野（啓光②）、５・前川（淀川工③））、６・前原（淀川工④）、７・西端（柏原②）、８・松井（大阪桐蔭③）、９・住谷（江の川④）、１０・佐佐木（江の川②）、１１・飯村（洛北③））、１２・山崎（大工大高②）、１３・神本（大工大高③）、１４・大庭（近大附①）、１５・桑原（近大附④）

入替・西端→薮本（啓光③）、田村→岩城（近大附④）、池田→三好（東海大仰星②）

摂南１・竹垣（啓光①）、２・泉岡（大工大高③）、３・天野（布施工④）、４・中川（天理④）、５・大屋（大工大高②）、６・柳楽（東山③）、７・俣野（京都西④）、８・佐々木（大工大高③）、９・真木（三島④）、１０・南（大工大高③）、１１・川畑（布施工②）、１２・伊庭（大工大高①）、１３・川崎（市立東④）、１４・宮下（大工大高④）、１５・瀬尾（大阪市立東④）

入替・天野→新里（大和川①）、川畑→加村（大工大高①）

DOTUさんの観戦記

摂南は前半なんとかこらえましたが、後半開始直後の連続ノーホイッスルトライで切れてしまいました。近大は全員がきびきび動き、また、つかまってからのボディコントロールがよく、フィットネスも高そうでした。スクラム、ラインアウトも圧倒していたので、もっと点差が開いてもおかしくない感じです。

摂南は今季も勝利は遠そうです。同志社は次の龍谷戦に苦戦するようでは、近大にやられそうです。今年も選手権は花園では観れそうにありませんが、来季のためになんとか３位は確保して欲しいものです。

　 ’９８年１０月１８日（京都宝が池）

同志社４６－１８龍谷 －Ｒ・藤本雅弘－

前半同志社（２Ｔ１Ｇ）１２－１１龍谷（１Ｔ２ＰＧ）

後半同志社（５Ｔ３Ｇ１ＰＧ）３４－７龍谷（１Ｔ１Ｇ）

同大１・南（同志社①）、２・谷口（国学院久我山④）、３・尾崎（長崎南山②）、４・堀井（明石西③）、５・藤井元（大分舞鶴④）、６・川嵜（修猷館③）、７・水間（大工大高③）、８・駒井（啓光④）、９・長谷川（同志社②）、１０・藤井哲（同志社④）、１１・船越（大分舞鶴③）、１２・藤井崇（同志社香里④）、１３・松本太（同志社香里③）、１４・西尾（天王寺④）、１５・平岩（同志社③）

入替藤井元→重田（国学院久我山④）、水間→田中（京都学園②）

龍谷１・佐川（崇徳③）、２・竹中（啓光②）３・西條（玉川③）、４・前田（報徳②）、５・古賀（東福岡③）、６・山本（大阪桐蔭③）、７・高橋（伏見工②）、８・岡本（京都花園④）、９・渡辺（大分舞鶴②）、１０・吉村（京都西④）、１１・新郷（佐賀工④）、１２・西田（島本③）、１３・西村清（伏見工③）、１４・松本龍（志摩④）、１５・三木（京都学園③）

入替西條→田辺（浪速②）、西村清→栗山（田辺③）

立ち上がりは龍谷８分、１１分にＰＧ。１３分にはＦＢ三木のトライで１１－０とリード。龍谷ペースで試合が進むが、２５分同大・水間１トライを返し。３０分には、モールでゴール前に攻め込み龍谷のぺナルティー３連発により認定トライ。同大１２－１１で折り返し。

後半開始早々、同大・南がラックで大きくパンチをレフリーの目の前でくりだし、シンビンで１０分退場。龍谷にとっては逆転のチャンスだったが、同大ＦＷの縦攻撃が決まり出し、１０分リーグ戦何年か振りのＰＧを決め１５－１１で流れを引き戻す。その後は同大ＦＷの攻撃を防ぎきれず４６－１８で同大１勝をあげる。

龍谷はＢＫに展開するもセンターあたりでデフェンスにつめられると、すぐにオープンスペースに蹴り込んでしまうため連続的な攻撃ができず、また、パスも浮パスが多くラインにスピードがつかずゲインが切れなかった。同大は次ぎの近大戦で復調が本物かどうか判断待ち。

ＤＯＴＵさんの観戦記

　同志社快勝というより、龍谷が弱いようです。あと、認定トライはラッキーでした。下手したら、負けてたかもしれません。シンビンで１４人になって、かえって結束したようです。勝因は駒井、藤井（哲）がＳＨを制御したことでしょう。昨日みていると、同志社のＳＨは、ＰＫを取り敢えずチョン蹴りして、それからパスする相手を捜しています。スペースがあるとか、数的優位があるとかおかまいなしです。それを駒井達が制してＰＧ、タッチキックにしていたため、ＦＷの消耗が避けられたように思います。前にも書きましたが、今のＦＷにミスをせず、トライまでもっていくのは、難しいと思います。近大、産大戦は格上なので、もっとＰＧを狙っていっていいと思います。

京産５３－１２立命 －Ｒ・橋元信一－

前半京産（６Ｔ３Ｇ）３６－０立命

後半京産（３Ｔ１Ｇ）１７－１２立命（２Ｔ１Ｇ）

京産１・角田（御所工③）、２・入口（九州学院③）、３・木原（大工大高④）、４・池田（洛北③）、５・大内（高田③）、６・池上（東海大仰星④）、７・岡本（花園④）、８・平田（布施工②）、９・橋本（布施工②）、１０・長井（島本②）、１１・坂倉（大工大高③）、１２・小西（京都西③）、１３・鈴木（京都西④）、１４・白谷（淀川工③）、１５・南（東山②）

入替平田→木嶋（東海大仰星①）、長井→井本（大工大高②）、入口→井澗（田辺④）、木原→野山（淀川工④）、小西→角田崇（東福岡④）、交代池田→木村（東山③）、

立命１・北川（茨田③）、２・中林（花園②）、３・渋谷（築館③）、４・東（高鍋④）、５・坂本（長崎南山②）６・今田（関西創価④）、７・岸本（都島工①）、８・木曽（三島②）、９・岡林（関西創価②）、１０・岩井（報徳②）、１１・辻（嵯峨野③）、１２・八重嶋（黒沢尻北④）、１３・井上（洛北①）、１４・永本（啓光①）、１５・久保（大嶺④）

入替渋谷→小林（京都成章②）、岡林→屋田（大工大高④）

京産前半はＢＫのパスと展開力の速さで６Ｔ３Ｇで大きくリード。しかし、後半はメンバーチェンジもあって、コンビネーションも悪くなり立命にスクラム、モールで押される場面も見られた。立命木曽は縦に強いところを見せていた。

京産ＳＯ長井は好不調の波があるのかタッチキック等のイージーなミスがあり、先週の関東学院戦のミスとあわせると、やすやすと相手に攻撃権を与えている。特別なプレーはいらないので、確実なプレーをしてもらいたい。

スポニチでは京産の層の薄さを書いてあるが、リザーブ陣の実戦経験不足もあるのではないか。また、後半はＢＫもコースどりが読まれていたのか立命にタックルを１発で決められていた。現状では練習でやっている型のプレーはできるが、まだ、状況に応じた戦術転換が出来ない段階にあると感じた。

ＤＯＴＵさんの観戦記

いつも関西リーグの産大（体大も）を見てて思うのですが、ＦＷ、特にスクラムで圧倒しすぎるため、常にＢＫは余った状態でアタックしているし、相手ボールのスクラムは、むしろチャンスになっています。このことでスクラムで思うように有利になれない時（押せない。または正月の関東学院戦のように押せてもごまかされる）、いつもより厳しい試合になってしまいます。関東学院戦でもＢＫではほとんどゲインできなかったし、立命戦でもスクラムが耐えられるようになった後半は互角でした。また、押すことにこだわりすぎ、NO８木曽のサイドアタックに再三ゲインされました。関西でＦＷ戦を対等に戦えるチームが少ないので気の毒ですが、選手権を考えて、対策を講じてほしいです。

　立命はＦＷが強化されたのはわかりましたが、産大のレギュラーのスクラムには耐えれず、大敗しました。ＢＫの力は年々落ちていくようです。ＷＴＢに永本、馬場（欠場）がいるのにもったいないです。関西で唯一、ＢＫ主体のチームだったのに、ＦＷ戦で勝てないとどうしようもないチームに変わってしまうのでしょうか？　あと、産大、体大にいつもスクラムで蹂躙されるチームは、どうしてダイレクトフッキングの練習等の対策をたてないんでしょう？マイボールさえＢＫに供給できれば、もう少し勝負になると思うんですが。

　’９８リーグ概況１９９８シーズン