2010年12月19日

近畿大学 7−43 慶應義塾大学 R・堀江学(日本協会A1)

 

点差はひらいたが近大ラグビーのシステムは機能していたようにみられた。簡単にぬかれることなく、一応止めていたもののタックルが弱く慶應プレーヤーのボディーバランスを崩すまでに至らなかったことからターンオーバーできず守りの時間が長すぎたところでの失トライ(関西リーグなら何回かとめていれば相手がノックオンする)。本多、渡海谷(在学時、帝京接戦・明治に勝利)級のエースが数人いればかなりいけそうな雰囲気である。しかし、関西は有力新人をあてにできないので部員をフィジカル、スキルUPしたほうが強化が速く、人材に左右されない安定した強さを発揮できるだろう。
慶應のほうはディフェンシブなチームだから相手の攻撃力があがらないと相応の力しか発揮しないようだ。TVでみた早稲田戦とはかなり違う。慶應三木のシンビンタックルは中国アジア大会7th決勝で退場くらったのと同じ形(頭を地面にたたきつける)だ。慶應らしくなく情報収集が甘かった。
近大は体育会系の学生動員でバックスタンドを埋めていた。大学ラグビー界では特別な位置づけにある慶應ラグビー部と公式戦を戦うということは近大ラグビー史に大きな意味があるだろうが、中島監督コメントにあるように「地に足がついていなかった」というように試合前から位負けしていたようだ。2連続のポイントオーバーキックオフなんてはじめてみたぞ。

 
前半3分、児玉T(G)慶7−0近、前半15分 小川T(G) 慶14−0近

 
前半33分 高橋 慶19−0近、前半40分 竹本T(G) 慶26−0近


後半33分 神田T(G) 近7−36慶