目次

第38回大学選手権2

2002年1月12日・国立

関東学院大学 21−16 早稲田大学

朝日の関東学院潰しキャンペーン第二弾か?

13日・朝日新聞スポーツ欄に「汚いか巧みか関東学院の技」という恵藤記者の記事があった。記事の内容は別にして、報道姿勢には問題がある。この新聞社の恵藤や美土路は早稲田ラグビー部のOBのはずだ。恵藤が早大ラグビー部OBということは一般読者にはわかるはずがなく、「巧み」という言葉を使用しているが、実際は関東学院のラグビーは「汚い」とうことを読者に印象つけたいのだろう。関東学院が記事で指摘されているようなプレーは早稲田戦の前からやっているのだから、早大ラグビー部OBなら準決勝の法政戦のあとにこのような記事を掲載すればいいのだ。

朝日の関東学院攻撃は以前もあった。 第一弾はこちらから


2002年1月2日・国立

早稲田大学 36−7 慶應大学

関東学院大学 38−23 法政大学


2001年東西大学ラグビー比較

法政・慶應BKともほぼトップスピードでボールを受けてライン突破を試みる。関西は重量で相手ラインをぶち切ろうと試みる。一時期もてはやされたフラットラインだが悪い影響は関西に残っているようだ。攻撃思想的には相手の一番薄いところにボールを運ぶのが関東。相手の分厚いところをパワーでねじ伏せて突破するのが関西流メイン(立・同・近・産)である。大阪体育大学の坂田監督だけは機動力・スピード優先に変化しつつありゲームの均衡点が体大に傾くと突然爆発的な攻撃力が発生したのは、リーグ戦の京産・同大・近大、選手権早大戦で実証された。あとは発生時期が遅いので点火ポイントを早めるだけだ。

堀越インターセプトトライ(13時31分頃)

2001年12月23日・花園・R/御領園 昭彦(日本協会)

関連画像 

法政大学 41−33  同志社大学 

前半・法政(1T1G2PG) 13−14 同大(2T2G0PG)

後半・法政(4T4G0PG) 28−19 同大(3T2G0PG)

法政大学

1・難波(啓光C)、2・大橋(法政一C)、3・池谷(崇徳C)、4・磯岡(東福岡B)、5・磯岡(東福岡@)、6・神山(国学久我山B)、7・大隈(江の川@)、8・浅野(本郷C)、9・麻田(大工大高B)、10・乗本(啓光C)、11・斎藤(法政ニC)、12・赤沼(法政ニC)、13・渡辺(法政一C)、14・小滝(作新C)、15・遠藤(中標津B)、

入替、難波→中村(明善@)、池谷→福田(国学久我山A)、神山→武藤(深谷A)、

同志社大

1・大瀧(西陵商C)、2・表(啓光B)、3・尾崎(長崎南山C)、4・堀越(東農大二C)、5・藤井(大分舞鶴B)、6・田中正(京都学園C)、7・奥園(天理B)、8・端迫(氷川B)、9・二ノ丸(啓光C)、10・山下(東福岡B)、11・辻(オ大阪桐蔭A)、12・徳野(啓光B)、13・大石(久我山B)、14・馬場(桐蔭学園C)、15・中矢(大阪桐蔭B)、

入替、馬場→吉田(東農大二A)、尾崎→田中洋(啓光C)、表→和田(大分舞鶴C)、端迫→荻原(東農大二A)、藤井→望月(桐蔭学園C)、

、B、C

前半3分法政のスピードあるBKがトライ(画像A)。4分PG(法10−0同)。同大は25分認定トライ。法政30分PG。40分同トライ・G(画像B)で前半14−13同大リードで終了。後半法政は10分(画像C)、13分、と連続トライをとりゲームを支配。同は堀越インターセプトで17分T。法22分トライ。同29分トライ。32分法T。40分同T。

立ち上がり簡単に抜かれてトライをとられた時は大崩れするかと思われたが持ちこたえたのはさすがだ。しかし、トライをとってもすぐに取られるパターンではゲームは支配できない。

「眠れる獅子は今年もねていた」

メンバーを見比べたら同大の方が上だと思うのだが。素質を同大10とすれば法政は8ぐらいか。その素質をどこまで引き出したラグビーを表現するかだが、同大は6か7、法政8か9。同大(6.5)、法政(8・5)とすれば同10X6.5=65。法8X8.5=68で法政の勝ちという計算式がでた。

前半スクラムに固執した同大FW。まるで京産大の戦術ではないか。ただし京産はこういう戦術をとることを前提にしているので吉田明や大畑が「FWでなくてよかった」というぐらいの練習量を積んできている。懸念は後半まで同大FWが圧力をかけ続けることができるかだが、リーグ戦の同大を見て来た者にとっては「スタミナは持たない」と思った。

スポーツ紙の法政・武村監督談「時間がたってくると押せない時間がくるから我慢しろと言ってました」

後半は法政にモールを押されたり、スクラムも押せず内容的には完敗。選手権に入って二の丸をSHに起用したり、監督の意図がラグビーに反映しない中途半端なシーズンだった。法政は大型FWを擁して早大にスクラムトライをとりながら負けるという時期があったが、今日は同大に比べてパワーはないものの機動力、運動量、ハンドリング技術とも上まわり総合力で勝利した。

関東大学関係者にとっては目覚めて欲しくない獅子だろうが、来年も夢を見つづけているのだろうか?


慶應大学 75−20 立命館大学 R/谷口 和人(日本協会)

関連画像B

前半・慶應(4T4G0PG) 28−13 立命(2T0G1PG)

後半・慶應(7T6G0PG) 47−7 立命(1T1G0PG)

慶應大学

1・左座(東福岡C)、2・猪口(慶應@)、3・由野(慶應B)、4・水江(洛北B)、5・高木(都武蔵A)、6・野澤(慶應C)、7・高谷(長崎北陽台@)、8・中島(清真学園B)、9・岡(国学久我山@)、10・田中(清真学園C)、11・加藤(慶應C)、12・瓜生(小倉C)、13・鈴木孝(慶應C)、14・阿部(清真学園B)、15・広瀬(北野A)、

入替、加藤→銅治(慶應@)、猪口→鈴木雅(桐蔭学園B)、水江→中村(慶應A)、由野→岸(土浦一B)、阿部→反町(高崎B)、岡→水津(国学久我山B)、高谷→山本(修猷館C)、

立命館大学

1・仲谷(島本A)、2・堀内(立命館宇治B)、3・中野(報徳B)、4・籠池(大工大高B)、5・谷口(東播工@)、6・岸本(都島工C)、7・柿本(大阪桐蔭A)、8・阿部(大分舞鶴B)、9・松井(東海大仰星C)、10・馬場(伏見工@)、11・高木(立命館宇治B)、12・仙波(東山B)、13・守屋(花園A)、14・梶原(大工大高A)、15・冨岡(啓光B)、

入替、岸本→竹中(啓光B)、梶原→永本(啓光C)、松井→岩井(報徳A)、高木→寺井(東山C)、

前半4分慶應・広瀬(画像Dへ)

、E、F

D・広瀬。E・瓜生(1・2本目の−4・9分−トライ)。F・野澤(14時30分頃)

立ち上がりから慶應がトライを重ねて終始試合を支配。後半は立命DFがまったく機能せず大量失点。

、H

G・立前半2本目。H・後半15分のトライ(15時5分)。

自信過剰

今年の立命を一言で表現。スポーツ紙に掲載された岸本主将の「同大しかみていない」は同大に勝ち達成されたものの近大戦に負け相殺。

関西1位の責任をもって臨んだ慶應戦だがこんな内容でははっきりいえば責任ある試合とはいえない。先の日体大戦後半20分過ぎから引き継いだような内容。連続攻撃されると外のDFは人が足りない。あるいは中央に大きな穴があくなど、慶應にシステムの欠陥を突かれた。日体大戦で弱点をみせたが弱点を突いてくるのは当然の戦術である。攻撃に関してはFWのセットで相手DFを引きつけて展開。FWで押しこむなど粘着性のある攻撃でボール支配の時間を多くしていれば大量失点にはならなかっただろう。

選手権で本気の関東の上位と戦ったことがないので今年はこれでいいとしよう。4年生が少なくこの試合を踏まえてレベルアップできる選手の陣容にあるだろうから、練習試合から関東勢に無敗。関西リーグ無敗で行ければ国立は可能状態までレベルアップできるだろう。


秩父宮

早稲田大学 58−54 大阪体育大学

前半・早大(7T4G0PG) 43−12 大体大(2T1G0PG)

後半・早大(2T1G1PG) 15−42 大体大(6T6G0PG)

早稲田

1・安藤(男鹿工C)、2・阿部(茗渓学園C)、3・伊藤(国学久我山@)、4・桑江(茨木@)、5・左京(東筑C)、6・川上(国学久我山A)、7・岡本(早実B)、8・佐藤(国学久我山C)、9・田原(東福岡C)、10・太田尾(佐賀工A)、11・山田(岡崎A)、12・武川(日川C)、13・沼田(茗渓学園C)、14・山岡(天理A)、15・柳沢(青山B)、

入替、伊藤→屋比久(球陽A)、柳沢→豊田(国学久我山B)、佐藤→内橋(明善@)、沼田→川崎(磐城C)、川上→紀(東筑A)、

大体大

1・中川(泉尾工A)、2・松川(啓光2A)、3・石塚(常総学院C)、4・姫野(浮羽B)、5・三浦(江の川@)、6・有田(同志社C)、7・土井(東海大仰星C)、8・菊谷(御所工C)、9・田辺(御所工B)、10・赤木(天理@)、11・久住(関西創価B)、12・三田村(柏原B)、13・峰(長崎海星B)、14・大向(江の川A)、15・中西圭(啓光A)、

入替、中川→猪瀬(常総A)、土井→吉岡(啓光@)、赤木→中西大(東海大仰星@)、田辺→小林(長崎南山A)、


ねこまるさんの秩父宮レポート

 大阪体育大  VS 早稲田

           簡単な得点経過のみ

秩父宮に着いたのが 早稲田が、17点得点したあとでのことでした。

前半20分  大体陣22m正面 大体 ラインオフサイド。早稲田 PG選択。ボールは ポストに当たり、跳ね返り W確保するも・・・。

24分 大体 菊谷選手 大きくゲインするも その後続かず・・・

26分 大体 HOゲインし、パスもW 取るが、大体取り返し 11 久住選手 中央にトライ。場内 拍手。G失敗。D 5−17 W

29分 大体22mで 大体のキックを W 13 沼田選手キックチャージして そのまま押さえて トライ! G! D 5−24 W

31分 D キックを W確保し 左京選手のステップから展開、13 沼田選手 ゲインし 最後 NO8 佐藤選手 中央に トライ。G! ノーホイッスルトライでした。 D 5−31W

34分 Dのオフサイドに W速攻。10→14 山岡選手 右中間にトライ D 5−36W

38分 早稲田から 大体ターンオーバー。菊谷選手から つないで 久住選手 ライン際で、W 15番 抜き去り 中央に トライ。久住選手 ポーズを取ると 大体応援団 「久住コール!」G! D 12−36W

41分 大体 ノット10 早稲田 サインプレー 9→8→9→12→ラック→9→15→ラック→10→2 阿部選手 トライ D12−43W

前半終了

W 3伊藤選手 → 屋久比選手 交代

後半1分  早稲田 つないで、最後 13→7 岡本選手 トライ G! D 12−50W

5分 大体 4番 ターンオーバーから 菊谷選手 ラック。12番が 突破して 14 大向選手 横に走ってから 斜めに切りこんで中央に トライ スピードのあるプレーでした。大向選手 G! D 19−50W

久住選手 檄「デフェンス頑張ろう!」

7分 スクラムで 大体コラプシング。・・・・・

W 速攻から 9→8→ 展開→ 10 大田尾選手 トライ D 19−55W

W 15 柳沢選手→ 豊田選手 交代

16分 体大ラインアウトから 1番前の選手に低くスロー、確保。縦にゲインし、久住選手  ラックから モール形成。押しこみ 6番 有田選手 左隅に トライ。難しい角度を13番 峰選手 G成功

大体 26−55W

W 8 佐藤選手→ 19 内橋選手に交代

◆ 菊谷選手は まずボールを持つと 少し進んでから チェンジペースというか ステップをきるのが、印象的でした。

23分 大体自陣22mで オフサイド。W PG選択 成功。 D26−58W

選手交代 

D 7番 土井選手 → 19 吉岡選手

10番 赤木選手 → 21 中西(大)選手

W 13 沼田選手 → 川崎選手

27分 早稲田陣でのWボールスクラムを 大体取って 5番 三浦選手 飛び込んで トライ G! D 33−58 W

三浦選手 「あと 4本!」

33分 大体 22番 トライ D 40−58 W

交代

大体 9田辺選手→ 21 小林選手

W  6 川上選手→ 紀 選手

36分 Wラインアウトのロングスローのボールを 大体菊谷選手 キャッチし 展開。一人 余らして 14番 大向選手 中央に トライ G! 早稲田のデフェンスに・・・。 大体 47−58W

場内 盛り上がりました。

早稲田 交代した 13番 沼田選手 ラインの外にて じっと戦況見つめていました。場内放送で 「ロスタイム 1分」とのコールありました。

40分 菊谷選手のサイドアタックから 展開 15→14 大向選手 中央に トライ  G! 大体 54−58W

「ノーサイド」の笛

早稲田選手 花道をつくって 大体選手を迎えていました。

大体選手に 場内から大きな拍手が送られました。

昨日の新聞に 試合前 大体坂田監督が 選手に「ワセダには名前がある。君らには魂がある」といって送り出したとの記事を読み気迫のプレーの 背景 分かったような気がします。 


木村さん書きこみ

大体大の敢闘に惜しみない拍手が No: 2050 [返信][削除]

投稿者:木村@埼玉都民 01/12/24 Mon 07:04:03

さあどう書き出そうか迷うところです。ま、ありのまま感じたままを書きますね。

大体大が先にグラウンドに、普通はキャプテンを先頭に飛び出してくるもんですが、登場口で待ちかまえるカメラを避けるようにポツリポツリと選手が登場、案の定試合開始草々からノックオンを連発し、密集では手を使う反則やら「1回取られたら気付けよ」と言いたくなるようなミスのために早稲田は容赦なくトライを

重ねました。それでも20分過ぎと前半最後にWTB久住(3年)君が挙げた2トライは、FB中西(2年)君とのコンビによるもので早稲田BKよりも非凡さを感じ、この形に持ち込めればいいんじゃないかとも思いましたが、既に7本もトライを奪われたんじゃあ後半もさらに点差は開く一方だろうなと予想しました。

 

さ、そして後半開始です。私はバックスタンド左の立見席におりましたので早稲田が攻め込んでくるサイドです。後半最初は早稲田がトライを挙げますが、大体大の防御網も崩れることなく早稲田は前半のように簡単にトライが取れなくなりました。遂には、後半15分頃だったかゴール正面で得た反則でPG狙いを選択。消極的な選択が呼び水になってかその後、流れは大体大に傾きだします。20分過ぎからは大体大がマイボールを継続させながら最後はBKの走力勝負に持ち込む形が決まり出しました。最後は時間との勝負になってしまい後半6本目のトライをゴール下に決めた時、電光掲示板の時計は[41分]を表示、コンバージョンを成功させた時点で

ノーサイドの笛が吹かれてしまいました。スタンドでは「ロスタイムのアナウンスが無かったね、もう少し残ってたんじゃないか」とか大体大に同情する声が聞こえてきましたが、勝つためにはと考えたときには、前半にゴールほぼ正面からのコンバージョン失敗や、軽率なノックオン、繰り返し取られた密集での反則、やはり早稲田に勝つだけのレベルに達していなかったのかなと思うのです。

それでも後半は、早稲田から6トライを奪い、2トライに抑えることが出来たのは立派でした。昨日のメンバーはリザーブも含めて、4年=3、3年=7、2年=8、1年=4と若いチームです。自信と反省を忘れないで精進して貰いたいですし、来年の選手権では是非関東の壁を破って欲しいものです。


関東学院大学 42−31 明治大学

前半・関東学大(2T1G1PG) 15−14 明治(2T2G0PG)

後半・関東学大(4T2G1PG) 27−17 明治(3T1G0PG)

関東学大

1・立川(九州学院B)、2・山本(新田A)、3・山村(佐賀工A)、4・斎藤(青森北C)、5・北川(伏見工B)、6・若松(錦江湾C)、7・赤井(大工大工B)、8・山口(佐賀工C)、9・春口(関東学院C)、10・竹山(大島C)、11・水野(東山A)、12・榎本(保善C)、13・河津(日田A)、14・三宅(伏見工B)、15・角濱(東山C)、

入替、赤井→鈴木(茗渓B)、

交代、河津→荒牧(佐賀工C)、

明治

1・石川(久我山C)、2・山川(天理A)、3・石井(大工大高C)、4・諸(報徳C)、5・加藤(熊谷工C)、6・岩上(国学栃木B)、7・伊藤(大工大高B)、8・松原(大工大高C)、9・藤井(西陵商@)、10・菅藤(長崎南山B)、11・今村(大分舞鶴B)、12・上田(茗渓学園B)、13・神名(国学久我山C)、14・陣川(長崎北陽台A)、15・赤石(西陵商A)、

入替、岩上→岸本(東海大相模B)、陣川→金子(埼工大深谷B)、石川→植村(れいめいC)、石井→星(国学栃木@)、金子→藤岡(長崎北陽台C)、、