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第７７回全国高校ラグビー決勝
２０００年１月７日花園

東海大仰星高校３１－７埼玉工大深谷

前半仰星（３Ｔ２Ｇ０ＰＧ）１９－７深谷（１Ｔ１Ｇ０ＰＧ）

後半仰星（２Ｔ１Ｇ０ＰＧ）１２－０深谷（０Ｔ０Ｇ０ＰＧ）

仰星１・小沢②、２・満田③、永代③、４・田上②、５・湯井③、６・湯浅③、７・土井③、８・梶村③、９・吉田③、１０・三木康③、１１・東野③、１２・東③、１３・川端③、１４・正面①、１５・三木圭佳①、

深谷１・木内③、２・増田③、３・片岡②、４・篠原①、５・藤原③、６・ホラニ②、７・嶋田②，８・フォウ②、９・正田③、１０・松本③、１１・菊池②、１２・権田③、１３・酒井②，１４・梶原、１５・古田②、

仰星は６分深谷陣２５ｍ付近のラインアウトからモールで押し込みＢＫに展開１５ｍラックから１３→１５と渡りトライ先制。９分深谷はラインアウトから２０ｍ付近モールをフォラウがブラインドサイドを抜け、９に渡りトライ（Ｇ）逆転。１９分仰星は右中間２０ｍ付近ラック川端が抜けきりトライ（Ｇ）。２９分自陣１０ｍ付近からターンオバー右に展開し正面が外から内に抜けきりポスト下７０ｍ独走トライ１９－７で前半終了。

後半、仰星１０分中央５ｍラックから９－１０－１２とわたりトライ（Ｇ）。２５分深谷陣１０ｍラインアウトをモールで押し込みトライ、３１－７で試合終了。

仰星の勝因はデフェンス力。深谷のトンガ留学生を止めるとともにＢＫ展開もゲイン切らせないなかった。仰星ＢＫは東農大二、天理戦と調子が悪かったがこの試合は４トライをあげる活躍で押し切った。

深谷に敗れた熊本西、大工大高、久我山について。

熊本西は伏見工に勝って勢いづくかと思ったが、埼工大深谷対策を練ったかどうか、前半深谷はキックを有効に使い前半で試合を決めた。大工大高も失点が多くて大敗。久我山の浜野監督は敗因をトンガ選手だとしたがこれは見当違い。敗因は後半深谷にモールを押し込まれ、ＰＫから自陣ゴール近くまでラインアウトに持ち込まれたからであり、フィットネスも低下したから。ホラニ、ファラウ両選手が威力を発揮するのは２２ｍライン以内に入ってからで、中盤付近で持ち込まれても大きな脅威はなかったと思う。

トンガ選手は負傷にもめげずよくがんばった。２年のなので来年も花園に来るだろう。各チームともファラウ、ホラニを一発で倒すタックル練習を積み重ねて来てもらいたい。

留学生を排除する意見は鎖国主義である。日本ラグビーの目標をワールドカップ優勝に設定するなら、彼らのその使命を果たしている。